「映画のイコノロジー」シリーズ 第16〜18回
「映画のイコノロジー」シリーズ 第16〜18回
ドイツ・ダンス・ナチズム
ドイツ・ダンス・ナチズム
Wege zu Kraft und Schönheit
『美と力への道』『Hitlers Hollywood』
他にレニ・リーフェンシュタール監督作品を取り上げます。
16回
2020年7月17日(金)・18日(土)
18時~21時
17回
2020年9月18日(金)
18時~21時
18回
2020年9月19日(土)
18時~21時
ドイツ・ロマン派の自然観に始まり、20世紀初頭の身体表現革命ノイエ・タンツ(新舞踊)、R・フォン・ラバン、M・ヴィクマン、そしてその弟子L・リーフェンシュタールのナチス時代の映像や、A・シュペーアの建築に通底する世界像を、今あらためて眺望する。
◆各回予約制◆
参加費:一般 3,000円・学生 2,000円(直接参加もしくは記録映像での視聴参加)
講師:松本夏樹
(図像学、映像文化史)
メールでの予約、お問合わせも受け付けております。お気軽にご連絡ください
主催:空想藝術商會 開催場所:空想藝術商會 視聴覚室
「映画のイコノロジー」とは、映画の解説や作品分析ではなく、映画の細部に着目して、その作品全体との連関や映画の成立に至った時代背景を探ろうとする試みである。
例えば宮崎駿の『風立ちぬ』で、主人公の堀越二郎がドイツで泊まるホテルの部屋に掛けてある絵が一瞬見える。それはベックリンの作品『死の島』であり、戦間期ドイツで複製画が流行したが、その意味するものと『風立ちぬ』のテーマの関係を探求するといった手法である。「神は細部に宿る」と云われるが、一瞬の画面の片隅にも作品全体を読み解く鍵が隠されているとすれば、これ程面白い探偵術もないだろう。
講師 : 松本夏樹