論文紹介

國島大河*・立原一憲.(2019). 沖縄島南部におけるイズミハゼMugilogobius sp.とナミハゼM. chulaeの生活史特性.魚類学雑誌, 66(2):161–170. (J stage Link) 

内容解説:沖縄島南部において、アベハゼ属のイズミハゼとナミハゼの生活史特性を調べた。その結果、産卵期はイズミハゼが1–10月、ナミハゼが4–10月、寿命はどちらも1年未満であり、生活史特性は類似していた。日本本土に生息するアベハゼとそれらを比べると、両種は産卵期が長く、寿命は短いことが分かった。また、両種の生息環境は異なっており、人為的影響によってマングローブ林が減少することで、マングローブ周辺のみに生息するナミハゼの生息地を脅かす可能性が示された。

(詳しい紹介は準備中...)