第5回年間企画

2025年10月26日(日)に、第5回MHB学会海外継承日本語部会年間企画「子育てのことばをかんがえる」第２弾オンラインイベントを開催いたしました。

このウェブページは、子どもの言語習得と人間形成にとって最も影響が大きい乳幼児期を中心に、家庭での関わりと言語使用に焦点を当てて情報を集めたものです。ウェブサイトでも見られるように、世界の各地域で子育てのことばに関するパンフレットが作成され、関連の取り組みが行われています。

今回のイベントでは、中島和子先生より母語の重要性についてお話を伺った後、スイスとニュージーランドから各地で作成されたパンフレットの紹介や取り組みについて情報提供をしていただきました。後半のブレイクアウトルームでは皆さんと子育てのことばについて話し合い、意見交換する機会となりました。また、プログラムの最後には、この6月に政策班が実施した政府支援に向けたアンケート調査の結果報告も行いました。

今回の企画は発表者の方々と世界各地在住の部会メンバーが無理なく参加できるよう録画ライブビューイングを取り入れ、朝と夜の12時間差で同じ内容を開催するというものでしたが、日本を含むアジア、北南米、ヨーロッパ、大洋州の20カ国地域から86名のお申し込みをいただきました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

【年間企画概要】

日程： 　　2025年10月26日（日）

時間： 　　9時00分〜10時45分【朝の部】、21時00分～22時45分【夜の部】

テーマ： 「子育てのことばをかんがえる」第２弾

          前半：　

　 中島和子先生（トロント大学名誉教授）

　 中村シャンド清夏さん（ニュージーランド）

　 フックス清水美千代さん（スイス）

          後半：ブレイクアウトルームに分かれての話し合い

          ①パンフレットについて

          ②日本国外で育つ子どもが日本語を学ぶ理由について

          ③家庭と学校との連携について

          ④地域でできること

          ⑤家庭内で日本語を使いにくい状況の時どうするか

          ⑥日本国内の多言語子育てと結びつけて考える

形態： 　 オンライン（Zoomによる）

参加費：　無料

参加条件： ＭＨＢの一般会員・学生会員・準会員（MiiT+登録済の方）

お問い合せ:　部会メールアドレス　mhbjhlsig@gmail.com