関節リウマチの薬物療法
関節リウマチによる関節の破壊は
早期(約2年間)に急激に進みます
そのため、診断が確定すれば
早い時期に、治療効果の高い薬を使い
関節破壊を押さえることが大切です
主な薬剤はメトトレキセートと生物学的製剤です
(個々の患者さんの状況により、他剤を選択することもあります)
治療が始まると、一定期間毎に、病気の活動性を
腫れや痛みのある関節数、医師の総合評価
患者さんの総合評価、血液の炎症反応の値
の4項目で点数化するなどして評価し、
目標まで下がっていなければ、
薬の増量や変更を検討します
メトトレキセート
免疫細胞(白血球)が増えるときに必要な葉酸の働きを抑えて働きます
1週間に1-2日間(例えば、月曜日と火曜日など)服用します
副作用を予防するために、メトトレキセート服用後48時間頃に、葉酸を服用することがあります
肝機能障害、間質性肺炎、白血球の減少などの副作用に注意しながら使用します
他の抗リウマチ薬
サラゾスルファピリジン ブシラミン タクロリムス ミゾリビンなど