R20(地層モデル)

地層形成モデル

目的:

液体の粘度を高くすることで地層の形成を小さいスケールで可視化することができる。安価、かつ安全に作成できる。

対象:

小学校 第6学年

カテゴリー:

地学

材料:

ディスポーザブルテストチューブ(PS)φ16×100)(Fig.1参照)

キャップ(PE)15~17φ用(Fig.1参照)

ガラスビーズ01 直径0.09~0.18mm

ガラスビーズ04 直径0.25~0.50mm

ガラスビーズ08 直径0.71~1.19mm

4%ポリビニルアルコール水溶液10mL

粒子色づけ油性アクリルカラースプレー3色

作り方:

(1) 着色した3 種類のガラスビーズを混合しておく。

(2) チューブの下端から1cmぐらいになるようにビーズを入れる(Fig.2参照)。

(3) 4%ポリビニルアルコール水溶液をチューブの上端から1.2cm の高さまで注入する。

(4) キャップに空気抜き用の小さな穴を開け、静かにふたをする(Fig.3参照)。(穴はPVAが固まりふさがる。)

(5) よく振って液体とビーズを混合する(Fig.4参照)。

使い方:

(1) ビーズが一様に散るようよく振る。

(2) キャップを下にして机の上に立てる。

(3) 粒子が沈降し、層を形成する(Fig.5参照)。

発展:

ビーズの代わりにアルミナボールや校庭の土を用いても同じ方法で作成できる。沈降後、放置したチューブを逆さにしても

すぐには粒子が落ちないことから、砕石物が岩石へと変化することが分かる(Fig.6参照)。

シリコンチューブを使って繋ぎ合わせることで複層モデルを作ることができる。(Fig.7,8参照)