2018年度

2018年 第4回琉球新報教育特別賞

子と歩み 6氏1団体表彰 琉球新報教育賞

第4回琉球新報教育賞の贈呈式・祝賀会が6日、沖縄県那覇市の琉球新報社で開かれた。受賞した6人と1団体を祝い、琉球新報社の玻名城泰山社長が表彰状と記念品を贈った。

 同賞は子どもたちと地道に真摯(しんし)に向き合い、創意工夫を凝らした授業や意欲的な研究を継続的に展開する教員に光を当て、たたえる。

 今回の受賞者は、工藤かや氏(那覇市立石嶺小)、友利義明氏(宜野座村立漢那小)、仲里研一郎氏(伊江村立伊江中)、屋比久保氏(北部農林高)、比嘉一史氏(宜野湾高)、沖縄工業電気工事士育成特別委員会(沖縄工業高)、池松真也(国立沖縄工業高等専門学校教授)。

 玻名城社長は「それぞれの教育現場で大変な苦労もあったでしょう。沖縄の未来を担う子どもたちの健全育成のために、ますますご活躍を期待する」と教諭らの奮闘をたたえ、敬意を表した。

 選考委員長で元県教育委員会委員長の新垣和歌子氏は「受賞者の取り組みが、他の教諭や児童生徒への刺激となり、地域の活性化につながることを願っている」と教諭らの今後の活躍を期待した。

沖縄工業高等専門学校池松教授 授賞理由

生命科学の研究に情報技術を活用する「バイオインフォマティクス」の人材育成に取り組み、認定試験で沖縄高専の学生を全国で最年少合格に導いた。県産パイナップルからアミノ酸を生成する乳酸菌を発見し、県内企業の研究開発にも貢献している。