統計学の応用

統計手法を,下記の分野のデータ解析に応用しています.

これらの分野については私だけでは十分な知識を得られないため,一部は専門家の方の助けを借りながら研究しています.

農学


バイオインフォマティクス(生命情報学)

正則化や繰り返し測定データ解析の知識や経験を使って,経時観測された遺伝子発現量から,特徴的な発現パターンをもつ遺伝子を探索する研究に従事しています.また,遺伝子発現や代謝産物などの生命システムを網羅的に統合したオミックス間の関係性を,統計モデルを用いて明らかにする方法についても検討しています.

文字認識

機械が文字を識別する場合,書かれた文字を画像として取り込みピクセル単位での輝度値をデータとして扱う方法があります.一方で,人が書いた文字の軌跡を経時観測データとして扱うことでも,その人が何の文字を書いたかを機械的に識別できます.

気象データ解析

気温や気圧の時間に伴う変化を示したデータを時間の関数データとして扱うことで,高次元データの情報を集約して解析することができます.また,過去の時間までを含めた気象現象の因果関係を明らかにすることについても研究しています.・・・が,気象学についての知識が浅いため,データ解析の内容については専門家から怒られるかもしれません.

ケモメトリックス(計量化学)

統計モデルを用いて,近赤外分光スペクトルデータから新たな情報を獲得するための方法を検討しています.