正社員

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■時短正社員とは

「短時間正社員制度」とは、就業意識の多様化が見られる中、フルタイム勤務（長時間労働）一辺倒の働き方ではなく、自らのライフスタイルやライフステージに応じた多様な働き方を実現させるとともに、これまで育児や介護をはじめ様々な制約によって就業の継続ができなかった人や就業の機会を得られなかった人たちの就業の継続を可能とし、就業の機会を与えることができる働き方です。 ワーク・ライフ・バランス（仕事と生活のバランス）を実現するための１つの手段ともいえます。

また、企業にとっては、労働力人口が減少する中、優秀な人材の確保・有効活用を図るうえで、「短時間正社員制度」は大きな効果が期待できます。

■正社員採用は経験者・有資格者が有利

医療事務の正社員募集は、新卒や経験者、有資格者優遇となっているものがほとんどです。ハローページなどの求人表を見るとわかります。

 採用する病院側にとっては、教育のしやすい若い新卒や即戦力になる経験者を優先して採用するのは当然のことといえます。実務経験の長さは、2～3年以上あれば、あまり年齢を考えなくてもかまいません。

 経験者の場合、取得している資格が採用の決め手になることも少なくありません。医療事務作業補助者、診療情報管理士などの高度な資格は、採用時に有利になることがあります。

 一方で、もちろん未経験でも応募が可能なところもあります。ただし、10代後半から20代に限定されていたりと、年齢制限が厳しい場合が多いといえます。

■正社員の採用は減ってきている

近年、大きな病院では、事務部門のアウトソーシング（外部委託）が進んでいます。このような理由などから、病院が直接雇用する機会は減ってきています。

 しかし、採用が全くなくなるということにはなりません。業務代行会社の正社員という選択肢もあります。医療事務代行会社では正社員を積極的に募集しているところもあるので、検討する価値も十分あります。

 採用が減ってきているということは、その責任も大きなものになります。正社員を取り巻く環境はこの先も変わっていくかもしれませんが、患者へのよりよいサービスを提供していくことが第一です。

■パソコンスキルは必要不可欠

医療事務の職員に限ったことではありませんが、働くにあたってパソコンに関わる知識やスキルは不可欠なものとなります。

 レセプト業務もコンピュータ処理をしています。職員がコンピュータに診療内容を入力すると、自動的に診療報酬が計算できるというシステムになっています。

 パソコンスキルに関しては、それほど高度なものは要求されません。ワードやエクセルで文書が作成できる程度で十分です。専修学校や大学では、レポートの作成はパソコンでやっている人がほとんどなので心配ないでしょう。