2023夏号目次

【巻頭コラム いつ、どこに自由があったのか】

 そこに本があった

 落合恵子(作家、クレヨンハウス主宰)

【特集】戦争が内包するジェンダー問題

・フェミニズムは反戦の砦となるか

 金 富子(東京外国語大学名誉教授)

・被害女性たちの語りが社会を動かした

 梁澄子(希望のたね基金代表理事)

・黄土大地で生き抜いた大娘の意志を引き継ぐ

 川見公子(山西省における日本軍性暴力の実態を明らかにし、大娘たちと共に歩む会)

・「記憶の暗殺者」との闘い

 池田恵理子(「女たちの戦争と平和」資料館元館長)

・特集企画趣旨 東アジアの「戦争=性暴力」の実態を伝え、これからの脱却をめざす

 白崎朝子(本誌編集委員)

 

ウクライナ戦争-戦場の論理と停戦の条件 代理戦争の逆説

 下斗米伸夫(神奈川大学特別招聘教授)

 

関東大震災から100年 90年を挟んだ中国遺族からの要求

 川見一仁(関東大震災中国人受難者を追悼する会)

関東大震災と金子文子 金子文子の反逆精神・朝鮮体験と「無籍」であること

 鈴木裕子(女性史研究家)

 

みどりの食料システム法成立 市民社会セクターの政策提言活動

 郡山昌也(NPO法人全国有機農業推進協議会理事)

池明観先生の想い出 笑み、そして東アジア

 古川美佳(朝鮮美術史研究)

仏・数百万人の年金ストとメランション

 土田修(だるま舎編集長)

旧優生保護法強制不妊手術の裁判 被害者の尊厳回復をめざして

 池澤美月(優生連事務局次長)

中絶薬認可から見た現代の「産めや殖やせよ」

 岩崎眞美子(フリーランスライター)

グループホーム「ペンギンヴィレッジ」を訪ねて

 山之内裕明(本誌編集委員)

原子力基本法改正・原発回帰策の暴挙

 横山弓彦(阿部とも子衆議院議員秘書)

樺太アイヌとして生きて 遺骨は故郷の樺太に返してやりたい

 楢木貴美子(樺太アイヌ協会副会長)

ベーシックインカムへ

 白崎一裕(日本ベーシックインカム学会副会長)

4月統一選挙を終えて 「空をふつうにクルマが飛んでいる!」

 玉田輝義(大分県議会議員)

185票差で負けた佐倉市長選の顛末記

 大野博美(さくら市民ネットワーク共同代表)

 

[先住民族研究会報告]サプライチェーンにおける企業の「責任ある鉱物調達」

 中原悠貴(住友金属鉱山サスティナビリティ推進部)

[経済分析研究会報告]中国評価で問われるのは私たちの立ち位置

 大西広(慶応大学名誉教授)

 

【新連載 沖縄の助産婦、海をあるく】月の満ちかけとお産

 トルネイドまーりー

【現代の非理論】スーダン 目が血走った兵士は怖い

 松本仁一(ジャーナリスト)

【ドイツに暮らす】法治国家-ドイツの社会を貫くもの

 フックス真理子(ドイツ在住)

【話題の文学】女性の貧困、母子家庭、ここに現代の縮図がある

 尾張はじめ(葦牙の会)

【沖縄・八重山ウオッチ】近づく戦争 銃をとらない、非暴力不服従の抵抗運動

 小林武(沖縄大学)

【東洋医学こぼれ話】「雑」を考える

 大木一史(薬剤師・鍼灸師)

【レキオからの便り】戦後沖縄のレジェンド 新川明

 鈴木次郎(自由学園)

【メディア季評】蝕まれるメディアの存立基盤

 石井彰(放送作家)

【野生動物保全の世界】エコツーが「エコ」でなく「エゴ」にならないために

 西原智昭(星槎大学共生科学部教授)

【経済動向を読む】衝撃的な米国銀行破綻予備軍は186

 小林良暢(グローバル産業雇用総合研究所長)

【感じる映画たち】中絶と子殺し

 加田斎(フリー編集者)

【今、私が薦めたい本】

小林緑著『ポリーヌに魅せられて』 

 丸山ゑみ(杉並名もなき区民の会)

上野千鶴子、小島美里著『おひとりさまの逆襲』

 前田和男(「アクション介護と地域」)事務局長