『現代の理論』2022年夏号

【特集1】

「新しい資本主義」から資本主義の未来を考える

・ゼロ金利で資本主義はすでに役割を終えている

水野和夫(法政大学教授)

・スペイン15M運動と社会的連帯経済が切り拓く地平

工藤律子(ジャーナリスト)

・新しい資本主義と脱成長

白川真澄(ピープルズ・プラン研究所)

・帝国主義か公的コントロールか

松尾匡(立命館大学教授)


【特集2】

労協法10月実施・プラットホーム型ソーシャルファームの輩出へ

・ミレットロードの「共に働く たまてばこ」の事業構想と地域再生

伊藤勲(一般社団法人ソーシャルファーム ミレットロード代表理事)

・東京都ソーシャルファーム制度と社会的企業

若畑省二(しげんcaféわくわく)

・「生きる場と働く場」を創るソーシャルファームは各地にある

柏井宏之(社会運動家)

・津久井やまゆり園改築1年―サラマンカ宣言の精神は?

堀利和(NPO法人共同連顧問)

・「この街で生きたいんや」

乗光ちず子(まちかどプロジェクト)


・沖縄戦体験の新たな捏造に走り出した日本政府

石原昌家(沖縄国際大学名誉教授)

・地方政府と市民はデモクラティック・シティへ挑戦する 

阿部裕行(多摩市長)

・優生保護法東京高裁逆転勝訴

藤木和子(弁護士・優生保護法被害弁護団)

・先住民族アイヌとして「北方領土」共同統治を考える

秋辺日出男(阿寒アイヌ工芸協同組合専務理事)

・「吉田調書」記事を取り消した朝日新聞が葬ったもの

木村英昭(ジャーナリスト)

・ウクライナ「避難民」 政府は「難民」支援にも拡張する政策へ

白石孝(「いのちの安全保障」共同テーブル発起人)

・フランス大統領選 三極政治の兆し

土田修(ジャーナリスト)

・核保有5カ国、核の傘・依存国、非批准国は条約への署名・批准を

秋葉忠利(元広島市長)


【口誅筆伐】

ウクライナ戦争を考える

鎌田慧(ルポライター)


鎌田さんありがとうございました

叫びの言葉に心を奪われた

平野文彦(本誌編集委員)

鎌田さんにあこがれて

梅川康輝(にいがた経済新聞社上越支局長)


新連載【メディア季報】

戦争報道で変わったこと、変わらないこと

石井彰(放送作家)


【現代の非理論】

特派員が戦闘に参加した

松本仁一(ジャーナリスト・元朝日新聞編集委員)


【エッセイ】

戦争なんかしている場合か、9条を守れ

高柳新(NPOいのちとくらし研究所副所長)


【ドイツに暮らす】

「地続きの戦争」

フックス真理子(ドイツ在住)


【話題の文学】

からみあっても一人暮らしでも、やはり女と男はややこしい

尾張はじめ(葦牙の会)


【レキオからの便り】

ギリシア神話と八重山説話

国吉真太郎(作家)


【沖縄・八重山ウオッチ】

日本に帰り50年-独立論なお

仲地博(沖縄大学名誉教授)


【東洋医学こぼれ話】

ハリ(鍼)-「からだが資本」とは?

大木一史(薬剤師・鍼灸師)


【地方自治最前線-市長会】

市長たちによる教育再生への情熱

谷畑英吾(滋賀県湖東市前市長)


【街から地域から議会から】

学校給食完全無償化への挑戦

宮橋勝栄(石川県小松市長


【感じる映画たち】

1945年、戦禍を生きる

加田斎(フリー編集者)


【野生生物保全の世界】

中国による資源開発と環境政策―中国だけの問題なのか(3)

西原智昭(星槎大学教授)


【今、私が薦めたいこの一冊】

『鹿の王』(上橋菜穂子著)

佐々木希一(本誌編集委員)

『変異する資本主義』(中野剛志著)

蜂谷隆(経済ジャーナリスト)


【私にも一言-読者のページ】

伊東恒夫(フリーランス)