『現代の理論』2020秋号

投稿日: 2020/10/09 5:49:09

【特集1 緑の復興とパンデミック諸相】

グリーンリカバリー(緑の復興)

亀山泰子(国立研究開発法人国立環境研究所)

ポストコロナの社会構想

岸本聡子(トランスナショナル研究所)

ブラジル 都市貧困層と先住民族のコロナ危機への闘い

下郷さとみ(ジャーナリスト)

コロナ対策に大規模予算投入を

柏木勉(経済アナリスト)

【特集2 コロナ政策転換へ―行政劣化の深刻化】

PCR検査「世田谷モデル」を語る

保坂展人(東京世田谷区長)

COVID-19禍(苛)の自治体

金井利之(東京大学教授)

混乱した給付金の仕組みを解く

白石孝(プライバシー・アクション代表)

どうなる「敵基地攻撃能力」の保有

木元茂夫(すべての基地に「NO!」をファイト神奈川)

コロナ法政策再検討とリーダーシップの重要性

吉田邦彦(北海道大学大学院教授)

資本主義の限界の先は社会主義か

平野貞夫(元参議院議員)

IT業界は今、外科手術が必要

西原中也(IT関連企業役員)

香港 焚書坑儒の時代が始まった

和仁廉夫(ジャーナリスト)

ロシア 憲法改正と保守化する政治

下斗米伸夫(神奈川大学特別招聘教授)

画家・吉山安彦さんを訪ねて

多々良潤(江ノ島電鉄労働組合員)

菅新政権誕生に想う 蝉の声も聞こえなくなった

山田勝(本誌編集長)

[書評]『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』

金田麗子(街角ウオッチャー)

[新連載 ドイツに暮らす]思想としての音楽

フックス真理子

【口誅筆伐】「標準」と「同調」の桎梏

鎌田慧(ルポライター)

【現代の非理論】賭けない麻雀などしたことない

松本仁一(ジャーナリスト・元朝日新聞編集委員)

【エッセイ】コロナにも負けず、安倍にも負けず

高柳新(NPOいのちとくらし研究所副理事長)

【話題の文学】小説はやっぱり女と男

尾張はじめ(葦牙の会)

【野生生物保全の世界】コンゴ共和国の熱帯林保全

西原智昭(国債野生生物保全協会研究員)

【レキオからの便り】沖縄愛楽園(ハンセン病療養所)の俳句

おおしろ建(俳人)

【沖縄・八重山ウオッチ】自分の中に「近代日本の国策」を見る

山根頼子(八重山資料研究室)

【町から地いぃぁら議会から】三重苦の熊本の今

神田公司(前合志市議会議員)

【世界ウオッチ】好転なるか、朝鮮半島

大畑龍次(朝鮮問題研究者)

【経済動向を読む】ポストコロナの雇用政策-まずはフリーワーカーの保護

小林良暢(グローバル産業雇用総合研究所所長)

【感じる映画たち】アイデンティティを模索する移民・先住民族の葛藤

加田斎(日本大学芸術学部映画学科非常勤講師)

[読者のページ]インテリによるインテリのための雑誌?でない幅広さ

赤木進(個人雑誌『砂のつぶやき』発行人)

「訂正とお詫び」の原因調査報告書

文責 現代の理論・編集長 山田勝

(1)はじめに

2020夏号、連載「街から地域から議会から」②の中で誤りがありましたので、2020秋号で訂正とお詫びを行いました(資料・本誌掲載「訂正とお詫び」文書を付しました)

この誤りは筆者の大塚さんからの御指摘で分かりました。編集委員会としてこのミスがなぜ生じたのかを調査し、ご本人にも御報告しました。この調査報告書を補充してHPに掲載します(10月1日)

(2)調査・報告について

▲問題の所在について

「2019年4月に二期8年間の東村山市議会議員として」の部分は、正しくは「2019年4月に、12年間の東村山市議会議員として」の表記になります。

・まず、「12年間」がなぜ「二期8年間」と「校正」したか、の原因究明が焦点でした。

・今回の場合、校正原稿をプリントアウトした際に「12年」と表示すべきところ数字が化けて「・年」となっていました。

この時、校正過程で校正者間の口頭のやり取りが行われ、生活者ネットの議員であったことから「(二期8)年間」をくわえて「二期8年間」という校正が行われました。

今回の誤った訂正は、数字が抜け落ちた場合に元原稿を確認して数字を補うべきところ(それでも分からない場合は、執筆者に直接確認をとる)でしたが、この基本動作を怠ったことにより発生した私たち編集サイドのミスです。

▲技術的な問題点:それにしてもなぜ「・年」となったのか

・各執筆者からの原稿は、主に横書きで頂いておりますが、紙面では縦書きに直します。

・その際、「12」のような二桁の数字は、一文字で収める割字にします。

・今回も「12年」の「12」については、縦書きにする際に割字にしました。

・現代の理論編集部ではエディ・カラーという編集ソフトを使用しておりますが、稀に割字にした2桁の数字が抜けたり化けたりしてしまうことが生じます。

・なぜそうなるかははっきりしておらず、オペレイターが経験的に了解している状況です。編集委員の大半は知らない状況でありました。今回改めて、原稿ソフトと編集ソフトの互換性に起因する現象と理解しました。

・今回そうした現象が発生したとみられ、校正原稿をプリントアウトした際に「12年」と表示すべきところ数字が抜けて「・年」となってしまいました。

▲校正と編集過程全体の見直しについて

なお、直接の原因ではありませんが、原稿締切り以降の筆者校正と(編集部)責任校正の仕分けと曖昧さがありました。この点は他の筆者からの指摘もありました。今回、締め切り時間に追われて校正がなされたことも背後にある重要な要因かと思われます。

この責任の所在を明確にすることと校正の誤りを少なくするために、校正時間に少し余裕を作りたいと判断し、次回2020秋号から締め切り日を5日間前倒しして誤校正や校正見逃しを少なくするように改善する必要がある。

(3)経過について

・7月3日、筆者大塚さんより、「腑に落ちないこと」として、原稿に書いた事実と異なる

文章が雑誌に掲載されており、その理由を尋ねるメールをいただきました。

・7月7日、山田編集長より、「大塚さんに謝罪の意思を明示したうえで、次の趣旨のメールを送信しました。

・この時点で「この校正」は、編集サイドの「思い込みの修正」であること、どこに原因があるかははっきりしていませんが「編集サイドの校正過程を含めて検討」します。

・次号で訂正します。

・7月7日付で、大塚さんから「調査」をして、「経緯を明確」にし誌上での謝罪と訂正、調査に基づく理由を明記するようメールをいただきました。

・7月20日、山田編集長からお詫びと調査の結果を報告。

・7月21日、筆者大塚さんから「秋号訂正記事をお待ちする」との趣旨のメールを受ける

・7月28日、山田編集長から次号連載3のhand to handにより筆者紹介を要請するメールを送る

・8月3日、誤記は「ミソジニーによる解釈と思うこともあり」と指摘し、数人に打診したが断られたので、筆者紹介は無理とのメール

(4)これからについて

・経過から見て、筆者大塚さんが本誌の「訂正とお詫び」をみて判断されるところがあると思い、編集委員会として真摯に対応することを確認した(8月10日編集委員会)ので、付記しておきます。

本誌前号(2020夏号)「街から地域から議会から」②、「たゆたえども沈まず――くめがわ電車図書館の先に見えるもの」に、誤りがありました。「2019年4月に、二期8年間の東村山市議会議員としての職務」の傍線部分は、正しくは「2019年4月に、12年間の東村山市議会議員としての職務」、という表記になります。ここに訂正し、筆者大塚恵美子さん、読者の皆さんにお詫び申し上げます。

筆者の大塚恵美子さん(前東村山市議会議員)からの御指摘で分かりました。本誌は、編集部員・編集委員による数次の校正と編集作業を行っていますが、この過程でミスが生じました。編集委員会としてこのミスがなぜ生じたのか調査し報告を行いました。大塚恵美子さんから「一種のミソジニーではないか」との御意見をいただきました。この調査報告書はNPOのホームページに10月1日付で掲載しました。

本誌は読者並びに筆者の方々との信頼が頼みとするところ大であります。校正を含む編集作業過程を改善し、

このような誤り無きよう、編集部員・編集委員一同、心して臨みますので、今後ともよろしくお願いします。