40億年の進化史を通じ、生命は多様な環境へと適応放散してきました。その生命史の中でしばしば、他種生物との共生によって革新がもたらされ、新たな環境における爆発的な進化と種多様化が起こったと考えられています。

 本分野では、共生をはじめとする生物種間の相互作用を鍵として、生物多様性が創出されるしくみを解明します。野外生態系におけるフィールドワークとゲノム科学・情報科学を融合し、分子・細胞レベルの現象から個体群・群集・生態系の階層における生命システムの駆動原理を読み解きます。

 植物-微生物共生系と魚類-微生物共生系を主要な研究対象としていますが、新たな生命現象の解明につながる挑戦的な研究展開を目指し、多様な生物を野外で探索しています。現在の科学で利用できる分子生物学的・情報科学的手法の粋を融合することで、生命史を新たな視点から俯瞰していきます。