2021年度

2021 年度(令和 3 年度)事業報告

(1) 特定非営利活動に係る事業

事業名:環境教育スタッフ育成事業

【概要】
高校生,大学生等の青少年を対象にした環境保全講座(ESD)を実施する,特に人材育成を目標とし,将来的には国内外において自らが環境保全活動の企画・実施をし,リーダーやトップランナーとして活躍できる若手を育てる。

【令和 3 年度事業内容】
「コモエスタ赤坂」プロジェクトとして,メダカの宿を環境教育の拠点として整備した。また,国際的に活躍できる人を育成するための環境学外国語講座の開設や各種環境講座を試験的に開催する予定であった『第 2 回エンジョイ環境アート』,コロナウイルス感染症拡大防止のため,実施を中止した。

事業名:まえうみサイエンスミーティング「まちづくり談話会」

【概要】
「まえうみ(前海)」について,研究者,漁業者,観察会運営者,スポーツで楽しんでいる人など様々な方々に「海」「里山」の話題提供をしてもらい,「まちづくり」「まえうみ」について情報共有する談話会を実施した。一般的に言われる「サイエンスカフェ」と同様のスタンスで行う,市民参加型 ESD 事業。

【令和 3 年度事業内容】
ワークショップを主体とした事業であるが,新型コロナウイルス感染症により対面型イベ ントを行うことが困難であったので中止した。しかし,鹿島市干潟交流館が他の団体と協同 して行ったイベントについて缶バッチの作成,海ゴミに関するワークショップ(万華鏡作り)について支援した。

事業名:市民観測開発プロジェクト

【概要】
自然を観察する「道具,ロボット」を開発し,それらの道具を使って,身の回りの自然の変化を調べたり,新しい自然の魅力を発見したりするプロジェクト。市民,技術者,研究者の協働体制を構築し,持続的な自然のモニタリング方法を提案する。具体的には
  ① 開発者の話を聞くサイエンスカフェ
  ②道具を作成するワークショップ or 倶楽部
  ③自然観察モニタリング(道具を使ってみる)
といった,勉強会,談話会,市民調査で構成する。

【令和 3 年度事業報告】
勉強会等の対面型イベントは新型コロナウイルス感染症の拡大リスクを軽減するため行わなかった。機器の開発については机上による試作のみを行った。

事業名:里地・里山における地域づくり事業(害獣(イノシシ)駆除活動)

【概要】
里地・里山におけるまちづくりとして,地域の課題解決に住民と共に取り組む。福山市南陽台自治会地域では,住まいの周りや公園等に害獣(イノシシ)が出没により,自然環境が荒らされ,安心・安全生活も脅かされている。環境保全や害獣(イノシシ)駆除支援活動に協働した地域づくりを実施した。(市民参加型 ESD 事業)。

【令和 3 年度事業報告】
福山市南陽台自治会との協働により,次の日程で環境整備活動を実施した。地域住民からは, 感謝の意をたくさんいただきました。今後も地域住民との連携を強化していく予定である。
 日 時:2021 年(令和 3 年)10 月 3 日(日) 9 時~12時
 場 所:福山市南陽台地域 公園等
 参加者 :池原,小林,小曳,福山市狩猟協議会会長(神辺地区担当),南陽台自治会倉本
      会長他 計 70 名参加。

*新開発による,新興住宅街であり隣接した森林等の境界付近を伐採作業中心に対応を行った。日中より頻繁に住宅地内,公園等に“イノシシ”が出没する。

事業名:地域・会員間交流(新型コロナウイルス緊急事業,共通事業)

【概要】
令和年初頭から問題となった新型コロナウイルス感染症により,ほとんどのイベントが困難となった。当法人の会員同士のつながり,地域のつながりが希薄となったため,新型コロナウイルス感染症の発生状況を見ながら,中止した。

(2) その他の事業
収益事業等もコロナ禍のため実施しなかった。