述詞と繋辞文

スナさん:ものの名称などを表すには、述詞というものを使います。

スナさん:例えば、vaan(家)、ban(人)などが述詞です。

私:名詞のようなものですか?

スナさん:名詞と似ていますが、「流れる」や「帰る」といった単語も述詞として扱われます。

私:えっ、「流れる」と「家」が同じグループなんですか?日本語では「流れる」は動詞で、「家」は名詞ですよね。

スナさん:日本語からみると驚きですが、どちらも「家だ」「流れる状態だ」といったように「~だ」という形で言えるので、述詞という同じグループに分けられます。

私:なるほど……

スナさん:述詞は、単独で置かれると、「~がある」、あるいは「~だ」という意味になります。

スナさん:さっき言ったvaan(家)という単語をそのまま置くだけで、「家がある」とか「家だ」という意味になります。

スナさん:また、「~は~である」という文を作りたいときは、述詞を二つ並べましょう。

私:Suu ban(私は人である)といった感じですか?

スナさん:その通りです。そのような言い方がされることも多いですが、他にも表現方法があります。

スナさん:Ziという単語をつかえば、私は~であるという意味を表現できます。(例:Zi ban(私は人である))

私:ZiとSuuの違いは何でしょうか?

スナさん:Suuは普通の述詞ですが、Ziは、Zif(~であること)が変化してZi(私は~である)という形になった「特殊態詞」というものです。これについては次回学びます。