観光情報

ブルキナファソ、伝統の国:

            

ブルキナファソは、アフリカ西部の真ん中に位置します。マリ、ニジェール、コートジボアール、ガーナ、トーゴ、ベナンの6カ国に囲まれた内陸国です。このようなロケーションから、ブルキナファソは「西アフリカの心臓部分」と言われています。もてなしの心あふれる、廉潔な国民と言われています。ブルキナは、尊厳・公正・尊敬を、ファソは先祖の地・故国を表します。アフリカ西部で最も人口の多い国のひとつです。ブルキナファソには約60の民族が共存し、各民族が其々固有の言語と習慣と文化を持っています。ブルキナファソの人口は約1500万人、国土は274.000km²です。気候は熱帯性で、乾季(10月から6月まで)と、雨季(7月から9月まで)の2シーズンがあります。ブルキナファソは、基本的に、主に、綿、米、とうもろこし、ごまやシリアルなどの農業の特産物と、牧畜で生計を立てています。

 ブルキナファソの首都はワガドウグです。第2の都市ボボディウラソは以前首都として栄えていました。、それぞれが独特の文化構造と価値観を持っている民族が共存していますが、主な民族として、モシ族(50%)、プル族(10%)などがいます。公用語はフランス語ですが、60以上の部族語があります。

気候は熱帯性です。土着宗教信仰者が約57%、イスラム教信仰者が約15%、キリスト教25%を占めています。

通貨はCFAフランです。

1960年8月5日に独立しました。国旗は赤が独立時に流された血、緑が、農業の豊かさ、星は次世代への希望を表しています。

 

ブルキナファソは、アフリカ西部に位置し、サバンナ草原に囲まれています。乾季と雨季では、気候にずいぶん差があります。11月から2月までは乾燥していますがそれほど暑くなく、3月から6月は乾燥していて暑く、7月から10月は、雨季というように季節が3つあります。暑い季節には日陰でも40度を越す時があり、十分な注意が必要です。12月から2月にはサハラ砂漠から乾燥した風「ハルマタン」が吹きます。旅行やハンティングに最適なシーズンは11月から2月です。ブルキナファソは農業国です。南西部では稲作、タロイモ栽培、北東部ではミル、中部ではとうもろこしの栽培が行われています。主な輸入品は木綿です。海外に出稼ぎに出る人も沢山います。

 

ブルキナファソの代表的な料理はトウです。ミル粉あるいはトウモロコシ粉で作られた主食で、ソースと共に食べます。ソースは各地方によって異なります。クスクスや、豆が入ったドーナツも食べます。又、フライドバナナもよく食べます。町のあちこちで焼き鳥売りをみかけます。通常、ヤギ肉か、羊肉か、牛肉です。首都のワガドウグでは、アフリカ西部では有名な鳥の焼肉もみかけます。魚の串焼きもあります。

 

ブルキナベ(ブルキナファソ人)の特徴

ブルキナベはよくもてなしの心に溢れ、誠実で、礼儀正しく、勤勉な国民であるといわれています。このようなブルキナベの特徴は民話や民謡、踊り、文学や芸術、伝統的又は宗教的な儀式などを通しても伺われます。国民共通の歴史を作り、社会的な団結と異民族間の調和を作り出したのでした。

ブルキナファソの公用語はフランス語です。英語は、全ての中学と高校で必修科目になっています。

ブルキナファソ, 文化の国:

 

様々な主な文化イベントがあり、8000の村々で行われています。

 

農作業前あるいは農作業中又は作業後に音楽やダンスによる歓喜の祭り又は出生、死去、伝統的な酋長の就任式のような風習による、あるいは宗教的な儀式などが主なものです。

大都市では、文化イベントは、ダンス、演劇、コンサート、映画上映など、又大きなフェスティバルや国を挙げて、又は国際規模でのカルチャーウイークのように、中規模あるいは小規模にと様々な形で催されています。このような催しは、毎年又は2年ごとに政府主導あるいは民間の企画で行われています。

- 汎アフリカワガドウグ映画テレビフェスティバル(FESPACOフェスパコ)

 首都ワガドウグで催される奇数年の2月から3月に行われます。このフェスティバルでまだ日本映画が上映されたことはありませんが、ヨーロッパ映画は数多く上映されています。http://www.fespaco.bf

-  ワガドウグ国際工芸市(SIAOシアオ)

  ワガドウグで偶数年に開催されます。シアオSIAOはワガドウグで開催される、アフリカ最大の国際的な工芸展です。30カ国が参加しています。 http://www.siao.gov.bf

- 国立文化週間(SNC)

     経済都市ボボディウラソにて偶数都市に開催されています。

   ラオンゴ花崗岩彫刻シンポジウム

 中部

 

首都ワガドウグも中部にあり、広範囲ですが、回りに沢山の観光名所があります。又、素晴らしい美術館も沢山あります。

 

  自然

 

    沢山ありますが、例えば、

サブやカス-、バズレの神聖なワニの池

       ティエベレの村

-          ジガのダム

-          ラオンゴの花崗岩地域

-          ナジンガ牧場

 

ワガドウグの街は伝統と近代化の両方の側面がみられます。

 

-          パレ ロワイヤルと毎週金曜日のム-ゴ ナアバのフライング

-          大きな中央市場

-          多くの建築

-          賑やかな通り

 

主な美術館

- 中心部の地域には、必見の美術館が多数あります。

 

        - ワガドウグから55キロ北に位置するマネガ美術館は、民族学の宝庫であり、ブルキナ人の習慣や慣わしを学ぶ恰好の場所です。

 

- ブルキナファソの芸術や工芸品独特の材料と技術を見出すことができる国立美術館です。仮面や伝統的な住居に関する展示があります。

http://www.musee-manega.bf/ (フランス語と英語のサイトです)

 

                                                                                                                  ワガドウグ音楽館

35の異なった民族から寄せられた150種類以上の楽器を見出すことができるのは、アフリカ大陸においてここが一番と言えるのではないしょうか。フィリップジンダカボレ高校Lycée Philippe Zinda KABOREの前、ウブリテンガ通りavenue d'Oubritengaにあります。

西部

ボボデユラソのように、西部地域は国の経済の主要地であり、美しい自然に恵まれ、観光地です。

 

 

多種多様な自然地域

トウルニ-の滝、またはカルフィグエラのかばの池など(バラ、テングレラ、ドウナ, ラ ギゲットは森に囲まれており自然にできたプ-ルのようです。

 

また、一番知られている観光地としてサンドウの山頂、森があります。大変特殊な形をした岩が聳え立っており、独特な趣を醸し出しています。

ブルキナファソ最高峰のデナクルの山、または、ファベドウグのド-ム。

他にもあまり知られていませんが、見所として挙げられるのは、

スル-のサファリ エキスプレス キャンプ(野鳥、動植物がとりわけ多く生息している)、トマ島へのアクセスはスル-の川を丸木舟を使って渡る、また、デドウ バレの森においては、哺乳動物が多く、とりわ象が多く生息しています。

 

文化的施設も多く見受けられる

 

文化的施設と自然な施設の違いを見分けるのは難しいかも知れませんが、主だった施設を取り上げますと、たとえば、ボボデユラソでは、美術館、モスク、古都など、また、クミ、コロ、パラ、もしくはボロドウグの伝統的な村などはデイウラの伝統的な村の構造をより良く知ることができます。

また、2009年6月よりユネスコの世界遺産に登録されたロロペニ遺跡も重要な文化施設として、上げられるでしょう。

  http://www.ruinesdeloropeni.gov.bf/index.htm (ロロペニ遺跡公式サイト。フランス語です)

西部地域では、伝統を根強く保っており、訪れる際は地域を良く知っているガイドに案内してもらうことをお勧めします。きっと、人々の暮らしぶりなどを親切に教えてくれることでしょう。

 

東部

 

東部地域の特長として挙げられるのは、自然であり、エコ環境ツア-ができます。

 

この地域の多くの箇所で見受けられるのは、激動の歴史が残した爪あとです。(郷土の王様をベナンに追いやった、多くの侵略戦争)。

 

-          馬のひずめの跡が見受けられる千年のバオバブ。

-          戦争が勃発した際、人々が避難したパマの洞窟。

-          ゴブナングの断崖…など。

 

この地域最大の魅力は、W アルリ-国立自然公園です。ここは動植物の宝庫で、アフリカ サブサファリに生息する全ての品種、及び動物の種類を保有しており、狩やサファリの写真撮影ができます。

 

この地域は他に多くのプライベートな狩も許可しており、協会によって運営されています:

 

   ル ロワイヨム ドウ トロフェ

01        BP ワガドウグ 01

電話/ファックス :50 30 01 54

 

 

ブルキナファソのサヘル

 

サヘルとブルキナファソ北部は非常に厳しい気象条件の下、国内最下位の降雨量の地域です。しかしながら、観光として訪れる魅力も又持ち合わせた地域です。

サヘルには:

ドリという町は、“砂漠の玄関口”ですが特に手作りの革製品で有名です。バニという町にはスーダン様式のモスクが7つあり、又、ウルシ湖があります。ゴロムゴロムのマルシェやプル族やトウアレグ族の牧畜業やポベマンガオの岩壁に掘られた彫刻も有名です。

北部ではブルキナファソ第4の都市にあたるウワヒガヤに多くの歴史的建造物がみられます。ナバカンゴの墓、ヤテンガの王宮など、、、又グルシイの町やブダの砂金採取も有名です。

中央北部では工芸品で有名なカヤやバム湖やコングシの鋳造工も有名です。

 

国内周遊の方法

飛行機では

エールブルキナベが首都と第2の都市を結ぶ定期便を約35分間の飛行時間で飛ばしています。国内主要都市は大体エールブルキナベがカバーしています。又、周辺国コートジボアールの首都アビジャン、マリのバマコ、ベナンのコトヌウ、トーゴのロメ、ニジェールのニアメへの定期便もあります。

Air Inter Burkina(01 BP31 Ouagadougou 01 tél.30.38.42 / 31.20.76 Cité An III Av. de la Liberté Bat.S 56 BF)

 

鉄道では

ブルキナファソとコートジボワールをつなぐ鉄道路線があります。首都ワガドウグからコートジボアールの首都アビジャンまで週2便運行しています。全長1.145m。

 

下記の観光案内所にてブルキナファソの観光に関することはお問い合わせください。

L’Office National du Tourisme Burkinabè(ONTB)

(Immeuble ONAC, avenue Léo-Frobenius tel.31.19.59/60)

La Direction Régionale ONTB de l’Ouest (tel.97.19.86    tel.97.19.86 Bobo-Diulasso)

 

工芸品

ブロンズ像、木像、マスク、刺繍、絨毯、籠製品(バック、サンダルetc.)、陶器、蝋燭など。

*ブルキナファソにおける写真撮影

飛行場や軍の施設など公的機関では写真撮影が禁止されているため、事前にお確かめください。

 

ブルキナファソの祝日

1月1日/1月3日/3月8日/復活祭(移動祝祭日)/5月1日/キリスト昇天日(移動祝祭日)//8月5日/8月15日/11月1日/12月11日/12月25日/ Mouloud & Ramadan& Tabaski(移動祝祭日)

 

ブルキナファソのマスク

ブルキナファソには62の部族が住んでいますが、すべての部族がマスクを使用しているわけではありません。マスクはその部族にとってとても神聖なものであり、祭りや葬儀、呪占などの儀式の時に使用されます。又、部族によっては神聖なマスクを跨いだだけで死刑という刑罰が残っている部族もあります。 

 

 

ブルキナファソ入国前に注意すべき点

黄熱病の予防ワクチンの有効期間の証明書の携帯は義務付けられていますが、マラリアの予防薬の摂取も望ましいとされています。(ブルキナファソ入国1週間前にニヴァキンを3錠、以後も毎週同じ曜日に3錠服用。ブルキナファソを離れた後も6週間服用。)

コレラの伝染地域からの訪問者はコレラ摂取証明書が必要です。破傷風、B型肝炎の予防接種もしておくことをお勧めします。湿気は少ないですが、季節によっては45度くらいまで気温が上昇するため、外出時は日射病、熱射病に十分注意してください。飲料水は必ずミネラルウオーターを飲むようにして下さい。