01 文化地質学とは

文化地質学は、ザルツブルク大学のヴォルフガング・フェッタース教授によって2003年の論文で提唱された学問分野です（Vetters, 2003）。ドイツ語ではKulturgeologieと表記されます。

日本では2014年の地質学会鹿児島大会で初めて学会講演の機会がもたれました。元来地質学は理系の一学問分野とされてきましたが、文化地質学では人と地質のかかわりを重視して研究が進められています。2018年3月10日には文化地質研究会が発足しました。設立趣意につきましては、下記PDFファイルをご参照下さい。

Culture geology was proposed by Prof. Wolfgang Vetters of Salzburg University in his paper of the year 2003. It was originally described as "Kulturgeologie" in German. In Japan the first session was held in the 2014 meeting of the Geological Society of Japan. After that Japanese culture geology has been developed as the interdisciplinal science connecting geology with human-being.