10月2日(水)にふるさと教育推進授業を行いました。本村と北大が提携し、村の子どもたちのふるさとへの愛着心向上を目的に行っています。今年は、トマムリゾートへ行ってきました。リゾートで働くスタッフのお話を聞いたり、リゾート内を見学したり、北大の山中教授の講義を受けたり、トマム学校の生徒とグループでディスカッションしたりしました。以下に生徒の感想を一部掲載します。
「リゾートで働いている方々は、自分の好きなこと、得意なこと、もしくは決めた目標に向かって、楽しく過ごせているということがわかりました。」
「ただ仕事をするだけでなく、自分がこうしたいという気持ちを社員一人ひとりが持っていて、自分も自分のやりたいことを仕事にしたい。」
「お客様が喜ぶ(良い旅にする)ためにはどうすればいいかを自分の体験をもとに考えて伝えることが大事だとわかりました。」
10月8日北海道新聞に掲載されました。→中学生 働く意義考えた 占冠中生ら、星野リゾートで授業:北海道新聞デジタル
10月15日(火)に小中合同の研修会として紙谷教諭による英語の研究授業を行いました。授業では、映画の台詞や歌のタイトルを用いて、意味や用法を学びました。当日は、上川教育局指導主事も参観され、本校生徒の生き生きと活動する姿を高く評価していただきました。
富良野税務署から署員の方に来ていただき税についての講話を行いました。その後、税に関する書道展の作品をつくりました。
その後の結果で、富良野税務署長賞を受賞しました。おめでとうございます。
本校では、キャリア教育の一環として1年時にハローワークふらので職業学習、2年時に職場体験学習を行っています。今年は、1年生は職業講話と土木工事で使う測量機器体験行いました。1年生の職業学習の様子は11月19日北海道新聞に掲載されました。→測量機器触れ将来イメージ 占冠中生、富良野で職業学習:北海道新聞デジタル
2年生はふらのパティスリートロンさんにお世話になりました!!掃除や洗い物、賞味期限のシール貼り、りんごの皮むきなどに取り組ませていただきました。貴重な学びの機会になったはずです。店長さんをはじめ、従業員の皆様、ありがとうございました。
10月31日(木)に生徒会主催による生徒集会が行われました。今回の集会の中で、駐在所長の住田さんから薬物乱用防止についての講話がありました。
思いやりや相手をいたわる心、占冠に住む地域の先輩を尊敬する態度を育てることをねらいとして、村の清流大学との交流を行いました。
理科はボーリング調査、美術はペットボトルでしおり、キーホルダー作りです。最後は一緒に給食を食べました。
後日、授業を受けた皆様方からアンケートをいただきました。アンケートの中に中学生へのメッセージがありましたのでご紹介します。
・皆さん明るく元気でよい子です。
・楽しくお話もしてくれてやさしいな~と、物作りもいろいろお手伝いしてくれてありがたかったですし、アドバイスまで本当に有り難うです!もう少し時間があったらできあがりも喜べたかもですね。
・中学生の皆さん、楽しい時間を作ってくださりありがとう!!あっという間の時間でした。もっともっと一緒に学んでみたかったです。マイペースの大学生(先生の説明をよく聞かずに行動をとってしまって…)の為に注意された○○くん、ごめんなさいね。こんな大学生ですが来年も一緒に遊んでください。楽しみにしています。
・高齢者の生徒でも自由に親しく会話して頂き、授業をリードして笑いの中で楽しく終わることができました。ありがとう!学校支援員としてお会いした生徒で(小学校)しっかりと成長して、うれしかったです。
・ほとんどお手伝いしていただき、ありがとうございました。
・教えて頂きありがとうございます。夢中になり、あまり話せなくてごめんなさい。
・優しくして頂き、うれしかった。
・すっかり頼りきっていましたが、色々お話しできて楽しかったです。なかなか交流する機会もないのでうれしかったですよ。
・生徒さんはとっても挨拶ができまして素晴らしいです。
・中学生1人に大学生が3人がいましたので大変だったかなと思いました。
・とっても楽しかったです!
・今回を含め色々と勉強に取り組んでいる姿は大変よかったと思います。これからも頑張ってください。
大学生の皆様から温かい励ましの言葉や感謝の言葉をたくさんいただきました。ありがとうございます。また来年お待ちしております。
11月27日(水)に占冠村コミュニティ・スクール議会(CS議会)が開催されました。本議会は、中学生が議会のしくみを理解することによって成人後に責任ある人間として、社会へ参加するための基礎を育むことを目的としています。具体的には「模擬議会」として、学校や地域の事柄等を議会の流れに沿って議事を進めていきます。生徒が一般質問を行い、議員の皆様が質問に対する答弁を行いました。今年度で7回目の開催となる本議会は、生徒が再質問を行うなど、議論が深まりました。議員の皆様には、生徒の質問に誠心誠意、答弁していただきましたことに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
本校生徒の質問は以下の通り。
・生徒用端末等、学校のICTに関わる予算について
・学校のトイレ改修工事の予定について
・地域のゴミ処理問題の具体的な計画について
・再生可能エネルギー利用の具体的な計画について
・アスペン交流の今後について
・ユニバーサルデザインやバリアフリーの設備の現状と新たな設置予定について
・今後の人口推移予測と過疎化対策・雇用創出について
・ふるさと納税の寄付状況と効果的なPR活動について
・中学校のエアコン設置について
・占冠村の野生動物保護活動について
12月3日(火)に「子どもの意見反映推進事業」が行われました。子どもの意見反映事業とは、北海道が小学生、中学生、高校生を対象に、様々な道の施策に関して子どもの意見を聞くための事業です。上川管内の中学校を代表して本校生徒が選ばれため、道から2名の方が来校され、「人口減少」と「環境問題」についての子どもたちの意見を聞いていかれました。今後、子どもたちの意見が北海道の政策に生かされていくのが楽しみです。12月4日北海道新聞に掲載されました。→占冠中生、人口減や環境話し合う 道が催し:北海道新聞デジタル
12月9日(金)に加藤翔大教諭による数学の授業を公開しました。村研究会から4名、村外から9名来校し、授業を参観されました。授業のテーマは「証明」。2つの三角形が正三角形ならば線分の長さが等しいことを証明するという難しい内容ですが、本校生徒の一生懸命に説明する姿や授業後も考え続けている姿に多くの参観者から驚きと賞賛の声があがっていました。
改めて感じたことは、本校生徒のあきらめずに考え続ける姿がとても素敵だということです。
研究会に参加するために、遠くは名寄市から参加された方もいらっしゃいました。たくさんの方に参観され貴重なご意見をいただきましたことに厚く御礼申し上げます。また、北海道教育大学附属旭川中学校の菅原先生から貴重な資料やご助言をいただきました。ありがとうございました。
児童生徒同士でいじめの問題を自分のこととして捉え、共に考え、議論するコミュニケーション活動を推進し、いじめの防止に向けた取組の改善・充実を図ることを目的として「どさんこ☆上川地区会議」が12月11日に開催されました。本校からは生徒会役員2名が参加し、グループに分かれて「いじめを防止するために自分たちにできることは何か」についてZoomを活用して各会場をつなぐWeb会議形式で話し合いました。初対面同士の小学生、中学生、高校生の中、物怖じせずに堂々と意見を伝える生徒会役員の姿に頼もしさを感じました。これからも生徒会が中心となって、いじめ未然防止活動を推進してほしいと思います。
本村では、中学2年生を対象に姉妹都市アスペン市への短期留学をお互いに行っています。10月にはアスペンからの中学生が留学生として来村しました。そして、1月は占冠の生徒がアスペン市へ出発します。本校からは2年生1名、3年生1名が1月5日(日)から15日(水)の10日間、短期留学を行いました。留学中には、400人以上のアスペン生の前で占冠について英語でプレゼンをしてきました。(下の写真)1月27日(月)には校内で報告会が行われ、「ホストファミリーは、心遣いが細やかで、優しく出迎えてくれてうれしかった。日本とは違う文化に触れ、他国との違いを学ぶことができた。」と話していました。
「新1年生が中学校生活に見通しを持ち、期待と意欲をもって入学できるようにする」、「入学を予定している保護者に中学校の教育活動について理解を深めてもらう」ことを目的として、2月6日の午後から新入生説明会を行いました。中央小学校の児童2名とその保護者が参加し、本校の学校教育活動についての説明や1、2年生の美術の授業を見学しました。どんな感想や印象をもったでしょうか?4月からは本校の一員になります。夢と希望を膨らませて入学してくることを楽しみにしています。
3月10日、第78回卒業証書授与式が行われました。暖かな春の日差しの下、卒業生5名は緊張感の中にも晴れやかな表情で式に臨み、在校生や保護者、教職員、来賓の皆様に見送られながら、新たな一歩を踏み出しました。
式では、篠原校長や田中村長様より「失敗を恐れずいろいろなことに挑戦する大切さ」、森PTA会長様より「今まで経験したことがないトラブルが起きても大丈夫。それこそが自分を成長できるチャンス。自分の感情をコントロールすることが大事」、多田教育長様より「物事を客観的に認識することの大切さ」というこれからの未来に向けた温かいメッセージが贈られました。
在校生からのお祝いの言葉では、今までの思い出や先輩への感謝の気持ちを在校生全員が語り、卒業生からの言葉では、在校生や仲間、先生方、保護者への感謝の言葉、そして4月から新しい未来への決意の言葉を卒業生全員が語りました。最後には、全校生徒9名の合唱が響き、会場は感動に包まれました。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。これからの人生が希望に満ち、よりよい人生になりますように教職員一同、心から願っています。