新たなことを学ぶたびに
発見があり、面白さがある。
土木部 及川健太さん
花巻農業高校環境科学科 令和5年3月卒業
小さい頃から興味があった土木関係の仕事に携わりたいと思い、高校の先輩が多く働いている成和建設に入社しました。現在は、土木部の地域維持グループに所属し、道路の除草や補修工事、除雪、河川工事などを担当しています。
高校時代に土木を学び、多少の知識はあったものの、現場に出てみると道具も専門用語もわからないことばかりで、慣れるまでが大変でした。
冬の除雪作業でも、除雪がきれいに行われたかを点検・記録する写真班として動いたのですが、深夜の出動に加え、全部で20台ほどの除雪車を追いかけなければならず、なかなかハードでしたね。
でも、こうした経験も含めて、新たなことを学ぶたびにいろいろな発見があるので、そこに面白さを感じます。
まだまだ勉強の毎日ですが、仕事をする上で心掛けているのは誰にでも明るく接すること。
コミュニケーションを大切にすることが仕事の基本だと思いますし、現場をスムーズに回すキモだと思います。
将来的には現場監督になるのが目標ですが、そのためにも自分自身で考えて行動できるようになりたいです。
仕事での学びを通して、
自分にできることを増やしていく。
建築解体リサイクル部 長根智悠さん
黒沢尻工業高校電気科 平成30年3月卒業
前の会社でもリサイクルの仕事に携わっていたのですが、もっと自分の幅を広げたいと思い、成和建設に転職しました。
環境リサイクル部は施設規模も大きく、仕事内容も多様ですし、土木や営農部門もある会社なので、いろいろな経験を積むことができると思ったからです。
建築解体リサイクル部門は、建物の解体からリサイクルまで様々な仕事があります。解体にしてもただ壊せばいいのではなく、建物の構造などを理解した上で壊し方を考えなければなりませんし、産業廃棄物の処理でも、種類によって処理の仕方や流れが異なるので、覚えるべきことがいろいろあります。まだまだ未熟で大変なことも多いのですが、多くの学びがあり、とても興味深い仕事だと思っています。
また、自分がやりたいと思ったことを優先的にやらせてもらえる環境があることも、会社の魅力の一つ。例えば、重機や大型トラックの免許取得なども会社がサポートしてくれますし、個々の適性や意見を尊重しながら配属なども考えてくれるので、向上心を持って新たなことに挑戦していきたいです。
トライ&エラーを積み重ねて、
もっとベストなやり方を。
営農部 小田島朋さん
花巻農業高校生物科学科 平成26年3月卒業
営農部は20代の若手社員が多く、サークルのように和気あいあいとした部です。私が主に担当しているのが、水田の水管理と重機の整備。
特に代かきが始まる前の水管理は重要で、その加減が基盤となる土づくりに影響し、稲の成長にも関わってきます。その日の天候でも水田の状況は変わりますし、午前と午後でも違う。2人で7町歩の水田を担当しているのですが、この時期は常に気持ちを張り詰めて管理していますね。
農業って同じことの繰り返しのように見えるかもしれませんが、私たちが相手にしているのは自然ですから、毎年状況が違うし、毎日変化する。しかも、今年試したことが来年も成功するとも限りません。その中で知恵と工夫を凝らし、手間暇かけて育てた結果が、すべて収穫につながる。そこに面白さがあり、難しさがあると感じています。
農業はトライ&エラーの積み重ねですから、そうしたデータを蓄積して、ベテランの知識と技術を若手社員たちにつないでいくことが、これからの私の役割。ベターよりもベストを目指して、仕事の質をあげていきたいと思っています。
人と人とのつながりを大事に、
みんなに喜ばれる仕事を。
土木部部 似内大輔さん
花巻農業高校生物科学科 平成25年3月卒業
入社してすぐ職業訓練校に通って水道工事を学び、様々な工事に携わる中で知識と技術を磨き、現在は監理技術者・現場代理人として工事全体を管理しています。
担当した現場はまだ少ないのですが、常に心がけているのは現場の雰囲気作りと地域の皆さんに寄り添うこと。誰もが意見を言いやすい和気あいあいとした現場は仕事が楽しくなりますし、人間関係が良好だと工事も順調に進みます。
また、使う人に喜ばれるものを提供することも大事な使命です。多くの人が地権を持つほ場整備では、一軒一軒農家を回って丁寧に説明し、地元の要望もできるだけ反映するようにしています。
手がけた工事が完成する達成感はこの仕事の醍醐味ですが、地域の方々から「立派にやってくれた」「次も成和さんにお願いしたい」と喜ばれるのが一番うれしいことです。時には取れたての野菜や狩猟した熊の足をもらったり、皆さんに可愛がってもらっています・
自分はマイペースなので、もう少し周りを見ながら生産性をあげていくことが今後の目標です。古いやり方にとらわれず、ICT施工など新しい工法にもどんどんチャレンジしていきたいと思っています。
リーダーとして現場をまとめ、
解体のプロフェッショナルに。
建築解体リサイクル部 小暮龍治さん
盛岡南高等学校 平成19年3月卒業
もともと体を動かす事が好きでしたし、解体の仕事に興味があったこともあり、電気設備の会社から成和建設に転職。解体リサイクル部門で現場の班長をしています。
解体といっても現場によって状況が違いますから、やり方はケースバイケースで、老朽化が進んだ住宅や倒壊した建物など、現場の下見をしながら手順を検討し、経験豊富な先輩オペレーターにも相談して決めていきます。ただ壊すだけではなく、法律を踏まえた上で、解体と分別を計画的に行う必要があるため、簡単ではありません。
班長としては、スタッフの体調管理と安全管理も大事な仕事です。厳しい暑さや寒さの中でも体調を崩さず、安全に工事を行えるよう常に気を配っています。体力的に厳しい仕事もありますが、手掛けたことが成果として見えるのは楽しく、達成感がありますね。
休日は2人の子供と遊ぶことが多く、妻が仕事で不在の時は食事の準備や保育園などへの送迎も私が担当しています。家族との時間も大切にしながら、仕事ではどんなことにも対応できるプロフェッショナルを目指していきたいです。