令和6年度   

学校日誌 6月

6月29日(土) 三中地区 子どもの未来を語る会

6月29日(土)14時より、第74回社会を明るくする運動「三中地区 子どもの未来を語る会」が、第三コミュニティセンター・ホールで行われました。

講演会では、前橋市教育委員会 教育支援課 課長でご活躍されている 安藤 尚様をお招きし「変わりつつある子どもたち~コロナが子どもに与えた影響~」と題しての講演会、またそれを受けて座談会を行いました。ご講演では、次のようなお話がありました。

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コロナにより子供たちは「人と関わる機会や実体験が減り、自分の興味のあることだけを一人でする状態」が長くなり、結果として「我慢しなくて済むことの増加」「悔しい、辛いと思う経験の減少」「失敗の経験の減少」「コミュニケーション力の低下」「自己指導力の低下」「自己存在感の低下」などが起きている。

こうした子供を支援していく4つの視点として、「1自己存在感の感受 2共感的な人間関係の育成 3自己決定の場の提供 4安全・安心な風土の醸成」などを、学校・家庭・地域で意識して取り組んでいくことが大切である

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短い時間でしたが、自分自身は、新たな気づきもあり、大変有意義な時間となりました。

三中地区の関係自治会長様、健全育成会長様、民生児童委員連絡協議会長様、保護司会理事の皆様、更生保護女性会支部長様、また敷島小、岩神小、三中のPTA本部の皆様におかれましては、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

解散式  

 親元を離れて友達や先生と初めての集団生活。約束を守り、自分の役割をきちんと果たし、みんなで力を合わせて過ごしてきた一泊二日の林間学校。

 林間学校のめあて「自然を楽しみ 協力し合って しっかり考え 行動 満点 笑顔5年生!」を達成し、高学年らしさが増しました。来週からの学校生活に、この経験をどう生かしてくるのか とっても楽しみです。

退所式  

 楽しい思い出は、あっという間。 「青少年交流の家の職員の皆さん 本当にお世話になりました。ありがとうございました」

アドベンチャーラリー  

設定された課題をグループで解決!! 人とのかかわりで大切なものに気づき 信頼関係を高める

おいしかったバイキング 活動の多い林間学校では、いつもよりたくさん食べられました。「ごちそうさまでした!」

朝の集い 雨が降っていいたので体育館に集合  ラジオ体操 イチ  ニイ サン 

キャンプファイヤー 歌って 踊って 盛り上がろう!! 燃え上がる炎に刺激され 何度も踊りました

森のパワーを探してみよう 森の中を歩き自然体験をしながら自然のもつ働きを考え、森の大切さを考えました。

集いの広場でお弁当 「いっただきま~す!!」

研修室で行う勾玉づくり やわらかい石を紙やすりで削って形を整えます。古代の人と同じ思いで無心に削ります。

国立赤城青少年交流の家の入所式「教頭先生のはなし」「施設代表者あいさつ」 みんな真剣です

6月27日(木) 5年生の林間学校①

小学校では、初めての宿泊体験学習となる林間学校のはじまりです。学校で行った出発式では、『林間学校のめあて「自然を楽しみ 協力し合って しっかり考え 行動し 満点 笑顔の5年生」で敷島小に帰ってくる自信はありますか?』と私が子どもたちに尋ねるととっても大きな声で「ハイ!!」と全員が応えてくれました。子供たちは、この日に向けて持ち物も心の準備もしっかり整っています。

敷島小 出発式の様子

6月26日(水) 2年生 生活科「のりものに のろう」

 2年生の生活科は、「活動や体験を通して、生活上、必要な習慣や技能を身に付けられるようにすること」「身の回りには、みんなで使うものがあることやそれらを支える人がいることを知り、安全に気を付けて正しく利用すること」などを目標としています。

 今日は、2年生は、群馬総社駅までバスで移動し、JR上越線の電車にのり新前橋でおりてJR両毛線に乗り換え、前橋駅でおりました。

JR前橋駅では、JRの職員さんから、駅にある電光掲示板や改札、点字ブロック、非常停止ボタン、切符の買い方など 丁寧に説明をしていただきました。説明の後半には、運転手さん、車掌さん、電車の整備士さんも加わっていただき、総勢8名の職員の皆さんからお話が聞けました。8人のお話を通して、安全な電車運行をたくさんの人が支えていることが分かりました。

JR前橋駅の職員の皆さんにおかれましては、お忙しい中、子供にも分かりやすいように資料などご用意いただき、また子供の質問にも丁寧に答えていただきました。本当にありがとうございました。 

6月25日(火) 全校朝礼 「勉強」

 今年度3回目の全校朝礼は「勉強」について次のようなお話しました。

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みんなが学校でやっている勉強は、「覚える勉強」と「考える勉強」の2つがあります。

漢字や言葉、英語の単語や言葉の意味を覚える勉強、返し縫いの仕方、顕微鏡の使い方など。これが「覚える勉強」です。

正方形や三角形の面積の求め方を考える、主人公の気持ちの変化を考える、理科の予想や考察を考える、いろいろな教科でわけや理由を考えるなど。これが「考える勉強」です。

どちらも毎日の授業の中でやっている「勉強」です。みんなは、どちらが大切な勉強だと思いますか。

~中略~

どちらも大切な勉強だけど、昔の学校ではやや「覚える勉強」が大切でした。

最近は、ロボットやパソコンなどが身近になり、覚える勉強も大切だけど「考える勉強(考える力)」がより大切にされるようになってきました。だから「考える力」が付くよう今の教科書はとても工夫されています。また、先生も「考える力」がつくように工夫して授業をやっています。でも先生まかせ、教科書まかせでは、だめです。

では、どうしたら「考える力」が付くのでしょう?

「考える力」をつけるためのポイントは3つです

1 考える続ける

「どうせ考えても分からないし」「考えるのは面倒くさい」と考えるのをあきらめている人いませんか。「考える力」がつく様子は、体力がつく様子に似ています。 繰り返し運動をしていると、誰でも少しずつ体力はついてきます。「考える力」も、分からない時でも、あきらめず考えたことは無駄になりません、考え続けていると、誰でも少しずつ「考える力」はついてきて、急にいろいろなことが考えられるようになります。

 疑ってみる

授業中、先生が黒板に書いたことや教科書に書いてあることをコピー機のようにノートに書き写している人いませんか? 黒板や教科書にかいていることは「本当かな?」と1度は疑ってみよう。また、友達が発表した答えは、「本当に正しいかな?」と疑ってみよう。

3 比較する

友だちの意見を聞くときには、自分の答え(考え)と「同じかな?」「違うかな?」 「どこが違うかな?」と比較しながら聞いてください。 友達は、縄跳びの二重飛びがたくさんできるけど、自分は3回しかできない。 こんな時には2つの飛び方を比べて、飛べない原因を見つけてほしいのです

 敷島小学校の教育目標に「かしこい子」があります。3つのポイントを意識して、みんなが「かしこい子」になってほしいなあと考え、今日は「勉強」についてお話をしました。

6月24日(月) 養護教諭が大活躍

 今年度は養護教諭の企画で、歯磨き指導をすべてのクラスで行うことになりました。今日は、その初日で、4年1組で歯磨き指導の授業を養護教諭が中心で担任の先生が補助に入り行いました。 

始めに、染め出し錠剤で、自分の歯の歯垢を染め、鏡を見ながら磨き残しを観察して学習プリントのイラストの歯に位置を記録します。次に、養護教諭の先生から、歯ブラシの持ち方、前歯、奥歯の磨き方などを教わってから、自宅から持ってきた歯ブラシで赤く染まった歯垢を落としていきます。歯垢を落としきったら、プリントに今日の授業で分かったこと、気づいたことを記入します。

授業が終わってからプリントの「分かったこと」「気を付けたいこと」を見てみると「歯をよく磨いてきたのに、歯と歯の間や歯の根元に歯垢が残っていた。歯の間は特に気を付けたい」「自分の歯が思っていたより汚れていた。隅までしっかり磨きたい」「最近雑に磨いていたので今度から丁寧に磨くようにしたい」など養護教諭が、今日の授業のゴールで目指した児童の姿と同じ姿が現れていました。


 放課後は、6月10日の校内研修に続き、児童の安全を守る「アレルギー対応の研修」を養護教諭が講師となり校長室や教室で行いました。校長室では、アレルギー対応が必要になる児童を全職員で確認したり、練習用エピペンを使ってその使い方を確認したりしました。

 そして、研修の最後に実際の教室で、児童に食物アナフィラキシー症状が現れたことを想定し、配役を決めてシュミレーションを行いました。児童に緊急性が高い症状があれば、発見者の判断で、救急車要請を職員室に連絡、すぐに他の職員の応援を求める、エピペンやAEDの準備を他の職員に依頼する、第一発見者はその場を離れない、などを確認しました。

 毎年このようなアレルギー対応の研修を行っていますが、実際にやってみると少しずつ条件も変わるため、疑問点や確認しておきたい点などが出てきます。今日はシュミレーションだったので、お互いに、落ち着いていろいろと確認ができました。

練習用エピペンや研修資料や研修用動画、また配役を決めたシュミレーション用の台本作りなど、養護教諭の先生が、丁寧に準備してくれたおかげで、とても実践的な良い研修となりました。6月24日(月)は、午前も午後も養護教諭が大活躍でした。 

6月21日(金) 音楽集会「1・2年生による歌と演奏の発表」

 今日の音楽集会は、1年生と2年生が合同で、歌と鍵盤ハーモニカで「カエルの歌」を追いかけっこ(輪唱)を発表してくれました。追いかけっこ(輪唱)の指導で目指すのは、「拍感を育てること」と「互いの歌声を聞きながら歌うこと」です。特に後者は、合唱の基礎になります。低学年の子供たちは、お互いの演奏や歌声を聴く力が未発達であるため、拍の流れにうまく乗れず、曲が速くなってしまう傾向があります。

 今日の発表は、1回目は全員一緒で、2回目は1・2年共に2パートに分かれて、3回目は3パートに分かれて歌と演奏を披露してくれました。2パート、3パートに分かれた時には、周りのお友達につられないように自分の歌や演奏に一生懸命集中しようとする1・2年生の姿を、応援するような眼差しで見ている上学年の子がいました。 

6月19日(水) 4年生の社会科見学

 4年生は、6/19(水)に六供清掃工場敷島浄水場の社会科見学に行きました。4年生の社会科では、「飲料水、電気、ガスを供給する事業は、安全で安定的に供給できるよう進められていること」、「廃棄物を処理する事業は、衛生的な処理や資源の有効利用ができるよう進められていること」の理解を深めるとともに「これらの事業が果たす役割を考え表現すること」などの資質能力を高めることを目的としています。さらに「見学・調査」したことを「まとめる力」を伸ばすことも目的としています。

 教科書や資料での学習の中で疑問に感じたことや知りたい事をまとめてから、今日の社会科見学に臨んでいたので、子供たちは主体的に、働く人に質問したり、現地で調査したり、写真を撮ったり分かったことを「しおり」にメモしたりしていました。

 「本校の目指す児童像」の「主体的に学習ができる子」「学び方を身に付け、学んだことを生かせる子」が、4年生にも増えてきています。 

6月19日(水) 1年生がプールデビューしました

 今日の3時間目、1年生が敷島小プールデビューしました。昨日の天気とは打って変わり、朝から気温は上昇、絶好のプール日和となりました。

 敷島小のプール指導は、水難事故防止の観点から、担任に専科教員や管理職、支援員等の応援に加わり、複数学年が一緒に入る場合は職員3人態勢で、単学年で入る場合は、職員2人態勢で指導や監視に当たることとしています。今日は、1年生が単独でプール指導を行うため私が応援に入りました。

 1年生のプール指導は、体育の内容としては「水泳運動」ではなく「水遊び」となります。水遊びは、「水の中を移動する運動遊び」及び「もぐる・浮く運動遊び」で構成され、水につかって歩いたり走ったり、水にもぐったり浮いたりする楽しさに触れることができる運動遊びです。

 低学年では、水遊びの楽しさに触れ、その行い方を知るとともに、水慣れを通して不安感を取り除き,水の心地よさを味わうことからはじめ、水の中を移動すること、もぐる・浮くことなどの基本的な動きを身に付け、中学年以降の「水泳運動」の学習につなげていきます。

 1年生は、今日がはじめてのプールだったので、プールに入る前のシャワーを浴びると「キャー」と歓声が上がり、プールサイドに座って水の中で足をバシャバシャ動かすと「ワー」歓声が上がり、プールに肩までつかると今度は「オー」と大きな歓声が上がっていました。今日の「水遊び」を通して、水の中の心地よさや水の中を歩いたり走ったりする楽しさが、子どもたち元気な表情から伝わってきました。

 ご家庭でも、初プールの感想など聞いて頂けると、今日の授業の楽しさが、より伝わるかと思います。 

6月18日(火) 第1回学校評議員会

 本日、学校評議員会を14時から校長室で行いました。令和6年度学校評議員としてお世話になるのは、自治会連合会長の長岡様、民生児童委員の栗原様、まえばしこども園園長の渡邊様、平和郵便局長の石井様、PTA会長の加藤様の5名です。

学校評議員の皆様には、1年生の道徳の授業と4年の算数の授業を参加していただいた後、学校から学校経営方針や年間の主な行事ついて説明を行い、その後、それぞれのお立場から「こんな学校であってほしい」「こんなこどもを育ててほしい」といった思いや願い、学校経営方針に対するご意見を頂戴しました。

1年生も4年生の授業では、お客様がいたこともあり、いつもより張り切って自分の考えを発表していたようでした。評議員さんからは「1年生も4年生も、とても落ち着いた授業が行われていた」「先生の発問や指導に対する子供たちの反応がとっても良かった」などの感想をいただきました。

また、学校経営方針については「具体的で分かりやすかった」「学校経営方針や校長の考えを学校HPを活用して保護者や職員に上手く伝えている」「幼保小連携により子供たちを共に育てて生きたい」「地域が応援したくなる学校にしていくためには、子供と地域の方のふれあう機会や子供の成長が見とれる場面を増やし、応援することによって得られる「やりがい」や「満足感」などを高めていく必要がある」など、貴重なご意見をいただきました。本日いただいたご感想やご意見は、今後の学校経営等に生かしてまいります。

学校評議員の皆様におかれましては、引き続き敷島小の教育活動等について、ご意見を賜れればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 

6月17日(月) 1年生の学習用端末iPadの本格的な活用始まる

1年生も学習用端末iPadの本格的な活用が始まっています。基本的な操作方法等の指導も終わり、教科等でもiPadの良さを生かした学習をしています。今日の算数の授業では、ドリルパークというソフトを使って、引き算のドリル学習を行っていました。それぞれのお子さんのペースで問題を解き、解き終わるとポイントが加算されたり、応援のメッセージが表示されたりするため、とっても集中して取り組んでいました。私が、画面を覗き込むと「校長先生、見て、見て、全問正解!」「10ポイント ゲット!!」など笑顔で自慢をしてくれました。

このドリルパークが、今まで学校で使ってきた紙のドリルより優れているのは、AIがそれぞれのお子さんの解答を判断し、その子に合わせて、間違えた問題やその類題など個別に最適化された問題を繰り返し出題してくれるところです。まだまだ発展途中の機能ですが、こうした機能は、算数のように学習の系統性がしっかりしている教科ほど、学力の定着に威力を発揮します。

なお、繰り返しのお願いになりますが、ご家庭にWi-Fi環境が整っている場合には、学習用端末iPadをご自宅のWi-Fiへ接続してご活用いただけますようお願いいたします。また、学習用端末iPadが学校ですぐに活用できるよう、家庭での充電にもご協力ください。よろしくお願いいたします。 

6月14日(金) 5校時 情報モラル講習会

 前橋警察署 生活安全課の方を講師にお招きし「情報モラル講習会」を体育館で実施しました。インターネットを利用する機会が増え、生活が便利になる一方、インターネットに起因したトラブルや安易な行為がいじめや犯罪に結びついてしまう事案が増えています。

 このような状況を踏まえ、敷島小では、インターネットを利用するための正しい判断力やセキュリティに関する知識、危機回避方法を身に付けさせるため、情報モラル講習会を毎年実施しています。

 本日は、この分野に詳しい前橋警察署 生活安全課の方から、具体的な事例を交えながら、情報セキュリティに関する知識、被害防止対策、安全にインターネットを利用するために必要な事などを小学生にも分かりやすく教えていただきました。

 敷島小では、こうした行事などを通して、子供たちの情報モラルが高まるよう指導しております。

 ご家庭でも、インターネットの活用ルールについて親子で話し合ったり、インターネットの閲覧履歴や再生履歴などを時折チェックしたりしながら、将来子供たちが一人でも安全にインターネットが活用できるような正しい判断力、危機回避能力を高めていただけたらと考えております。 

6月13日(木) JRC登録式

朝行事の児童集会でJRC登録式を行いました。予定では、体育館に全校児童が集まり、運営委員の5・6年生が、赤十字のマークの説明や赤十字をつくった人、アンリー・デユナンが行った活動や青少年赤十字の説明などをする予定でした。ところが、その日の朝、4年生の嘔吐や下痢症状による欠席者が急に増え、異学年で集まるのが心配になったため、放送室から各クラスへのオンライン配信に切り替えて行うことになりました。当日の朝の急な実施方法の変更でしたが、運営委員の5・6年生は、決められた役割分担に従い落ち着いた態度で説明することができていました。

さすが、5・6年生です。今までの学習や委員会での発表経験が生きているなあと思いました。

6月12日(水) 6年配属の教育実習生の研究授業

日本体育大学の教育実習生が、本日の5時間目に6年生の体育の授業で研究授業を行いました。

ボール運動(ソフトバレーボール)の内容で、今日のめあては「ラリーボールを通して、味方が取りやすいボールをあげよう」でした。

授業に向け、アンダーハンドパスのボールの動きや体の使い方が理解しやすいように、自作の動画を3本も準備してくれました。また、ラリーボールのルールが、すぐに分かるよう自作の掲示物を用意し説明してくれました。教育実習も2週目となり、子供との信頼関係も出来上がってきているため、本物の先生の授業を見ているようでした。子供たちも先生の熱意にこたえようと一生懸命練習していました。

放課後の授業研究会では、「授業の構成が良かった。」「自作動画や掲示物が、とても効果的であった。」「5時間目の暑い体育館での授業であったが、子供たちがだらけずに一生懸命活動していた」という良かった点や「本時の授業ゴールの姿について、もっと具体的である方が良い」「水筒やタブレットの置く場所を検討した方が良い」「児童のモチベーションや主体性を引き出すために中間評価をいれる方法も考えられる」などの課題に対する解決策についての意見もありました。

教育実習も残すところ2日間となりましたが、学校現場でしか体験できないことをできるだけたくさん経験し、敷島小の教育実習で得た「経験」と今後の大学に戻ってからの「学び」により、人間的な魅力や教師としての指導技術をさらに高めてほしいと思っています。職員一同、近い将来、同僚として一緒に仕事ができる日が来ることを楽しみにしています。 

6月10日(月) 放課後の先生たちの研修「救命救急法」

 今日は、プール指導の開始に向け、放課後に体育館にて前橋消防署の方を講師にお招きして、救命救急法について学びました。救急車を要請してから到着までの平均時間は約8分程度であること、そのため心肺蘇生法を4人で対処する場合、2分×4人もしくは1分×4人×2セットとなるので、まずは、1人1分30秒間行い続ける練習をしました。自分も1年ぶりに胸骨圧迫法を体験をしてみると、1分30秒がとても長く、終わると腕が重く感じました。

 毎年この時期に行っている救命救急法の研修ですが、消防署の職員の方の熱い指導で、大切なポイントへの理解が深まりました。

 心肺蘇生法やAEDを使う場面は、もちろん無いに越したことはないわけですが、真剣に研修に取り組む先生方の姿から子供たちの命を絶対に守るという強い思いが伝わってきました。

 また、体育館で行った研修の後、職員室に戻り全職員で「こどもの窒息時の対応」についての動画で確認をしました。背面等打法などの実際のやり方を前橋消防署が作成した分かりやすい動画で確認することができました。

 1分1秒をあらそう場面に遭遇した時に、慌てず冷静に対応するためには、今日のような「備え」が大切なんだと改めて実感しました。 

6月7日(金) 3年生 社会科見学「市内巡り」

 今日は、3年生の社会科見学に引率してきました。今日の3年生の社会科見学は、3年社会の目標にある「身近な地域や市区町村の地理的環境、地域の安全を守るための諸活動や地域の産業と消費生活の様子、地域の様子の移り変わりについて、人々の生活との関連を踏まえて理解するとともに、調査活動、地図帳や各種の具体的資料を通して、必要な情報を調べまとめる技能を身に付けるようにする。」の「調査活動」として出かけ、「必要な情報を調べまとめる技能」を高めてきました。

 3年生では、「比較する」ことで、固有の特徴に気づいたり、共通点から分類したりすることができるようになる時期になります。広瀬団地の見学では、担任の先生からは「学校の周りの町の様子とこの町を比べて、異なるところはどこですか?」という視点が与えられ、子供たちは比較して気づいた似ている点、異なる点をしおりにまとめていました。メモをのぞいてみると「同じような形のマンションみたいな大きな建物がきれいに並んでいる」「人が住む大きな建物がたくさんある」「なんでこんなにたくさんの人が住んでいるのだろう?」「私たちの町には、普通の家が多いのに、この町には普通の家が少ない」など気付いたことをメモしていました。

 また、宮城町柏倉の「阿久沢家住宅」見学では、前橋市文化財保護課の職員から300年前に建てられた家の特徴を現在の家のつくりと比較しながら、子供たちにも理解できるような分かりやすい説明がありました。ここでも、現在の家と阿久沢家を比較しながら似ている点、異なる点をしおりにメモしていました。子供たちは、300年前の暮らしに思いを巡らし、囲炉裏の周りに座ってみたり、納戸に実際に寝てみたりしていました。「こんな家で暮らしてみたい」「1週間くらいなら、住んでみたい」「住むのなら自分の家の方が良い」とそれぞれ異なる感想をもっていました。

 その後、臨江閣の大広間で昼食をとり、建物の様子を見学し、県庁に向かいました。

 県庁では、「総工費444億円」のお話や、「日本で東京都庁の次に背の高い県庁」というお話に、子供たちは、とってもびっくりしていました。そして、県庁32階から見える市内の様子を地図と比較しながら見学したり、昭和庁舎では、今の県庁のつくりや部屋の様子を比較したりしながら見学してきました。

 今日の見学は、教科書や関連動画では学べない、五感をフル稼働して学ぶ、とっても貴重な体験活動になりました。保護者の皆様には、朝のお忙しい中お弁当づくり等でご協力いただき、本当にありがとうございました。 

6月6日(木) 教育実習生の研究授業

先生を目指している2人の学生が、6月3日(月)より教育実習生(以下、教生)として敷島小で、学んでいます。1人は、共愛学園前橋国際大学の2年生で、もう1人は、日本体育大学の4年生です。

今日の5時間目に5年1組で、共愛学園前橋国際大学の教生が、研究授業を行いました。「研究授業」とは、指導案という授業の設計図兼シナリオのようなものを書き、それを指導担当教員や学校長、その他の先生、大学の先生などに配布して、実習生の授業実習の成果を見てもらい、批評や助言、指導を受けることによって、今後の授業の改善につなげるためのものをいいます。

 5時間目の授業は、実習生にとって人生初めての授業だったので、実習生も指導教官(5年1組担任)も大変緊張した中で、授業がはじまりました。

しかし、いざ授業が始まると、すぐに落ち着きを取り戻し、とても堂々とした様子で授業を展開していました。今日の授業のねらいは、「食品ロスについて知り、自分ができることを考えよう」で、この問題を子供たちに考えさせたいという教生の強い思いがあることが、事前に準備してきてくれたたくさんの掲示資料や何度も練習してきたであろう様子から、伝わってくる授業でした。

放課後、授業研究会を開き、参観した先生たちがそれぞれ、本時の授業に対するアドバイスを行いました。人生初めての授業なので、いくつか課題もありましたが、敷島小の先生方から頂いた温かいアドバイスと、今後の大学での学びによって、魅力ある先生になってほしいと思っています。

職員一同、近い将来、同僚として一緒に仕事ができる日が来ることを楽しみにしています。 

6月5日(水) 5年2組 国語のテスト 実況中継

 今日は、4時間目に国語のテスト監督を頼まれたので、5年2組の教室に来ています。今日のテストは、「話すこと・聞くこと」で「話し手の意図を考えて、内容を正確に聞き取ることができる」「話し手の意図が明確に伝わるように工夫しながら話すことができる」を目標としたものです。

 テストポジションに机とイスを移動し、テスト用紙が配られ準備完了。初めに数分間のテストに付属のCDを流します。CDから音声が流れてくると、各々が大切だと思う内容をテストの余白にメモし始めます。テスト用紙のメモを覗き込むと、単語のみのメモ、メモの順番が分かるように工夫されたメモなど、メモにも個性が出ています。

 CDから流れる音声が終わると、いよいよテスト開始。

自分のメモを頼りに、みんな真剣に問題を解いています。ある子は、額に掌を当てながら真剣に問題文を読んでいます。ある子は、髪の毛を指に巻き付けながら、解答の文章を考えているようです。別の子に目を移すと、天井を睨みつけながら、必死に内容を思い出そうとしているようです。

午前中最後のコマとなる4時間目でしたが、まったく集中力がきれる気配もなく、鉛筆で文字を書く音が、コツコツ、コツコツと教室内に響いていました。さすが高学年の集中力。あと3分で、テストの時間は、終わりです。 

6月4日(火) 2年生 生活科 なぜスケッチをするの?

 2年生の生活科は、「動物を飼ったり植物を育てたりする活動を通して、それらの育つ場所、変化や成長の様子に関心をもって働きかけたり、それらは生命をもっていることや成長していることに気付かせたりして、生き物への親しみをもち大切にしようとする態度をはぐくむこと」などをねらいとした教科です。1・2年生の生活科で扱った内容は、その続きを3年生以上では理科や社会科で学びます。

 現在、2年生の廊下には、生活科の観察記録が掲示されています。この観察記録には、スケッチがあります。タブレットを使いこなす時代、タブレットで写真を撮った方が正確に記録できますが、このスケッチを描かせるのは、形や大きさの正確に記録するというよりは、対象をしっかり観察させ、気づきの質を高めたり量を増やしたりすることを目的としています。葉を描くためには、葉をしっかり観察しなければなりません。スケッチを描くためにしっかりと観察していると「葉の表面にうぶ毛みたいなものが生えているな」、「葉の輪郭がギザギザになっていたんだ」など気づきが増えてきます。

 これらは、タブレットで写真を撮らせても、なかなか気づかないものです。小学校の理科(生活科)では、スケッチの正確さもすこしずつ目指していきますが、「気づいたこと」の質、量の方が大切だと考えています。 

6月3日(月)  美しい虹みっけ!!

 夕方、校長室で仕事をしていると、職員室から「わあ、虹がきれい!!」「2重の虹が見える」という声が聞こえてきたので、職員室で一緒に虹を見ました。

 色の濃い虹と薄い虹が二重に見えました。 虹を見つけると、不思議となんだか良いことが起きそうな気がしませんか。明日は、どんな良いことが待っているのかな。

6月3日(月) 遊び場指導員さんとの情報交換会

 本日の放課後15:15より遊び場指導員さんとの情報交換会を校長室で行いました。指導員さんからは、「数年前と比べると遊び場の実施回数が、かなり減ってしまったが昔も今も子供たちは、遊びの中で、ルールの大切さを学んだり、上級生が下級生に遊び方を教える中で、上級生としての自覚が育ったり、下級生は、あんな上級生になりたいという目標をもてたりしていている。また、遊び場が、植物や昆虫に触れられる貴重な体験の場になっている子もいる。」とお話がありました。また、「今年度、保護者の方が新たに指導員を引き受けていただけて、とても助かっていること」「月に1回でも大丈夫なので、1・2年生の保護者の方には、ぜひ隙間時間に指導員として協力していただきたい。子供の成長を感じ、笑顔に癒される遊び場指導員の仕事を一緒にやりたい」というお話もありました。

 1~3年の担任からは、「遊び場の時間を楽しみにしている子がとても多いこと」、「保護者も遊び場の利用ができることで、とても助かっていること」などを指導員さんにお伝えしました。

 また、最後に熱中症や遊び場指導中のケガや事故の発生など、緊急の対応が必要になるときの連絡の取り合い方などを、改めてお互いに確認しました。

情報交換会を通して、遊び場指導員さんの温かい眼差しや協力により、遊び場の中でも、目指す児童像「かしこく」「たくましく」「あたたかく」を育んでいただいていることがわかりました。

8人の遊び場指導員さん、いつも本当にありがとうございます。 

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