数 学
実践事例報告
学習活動の様子
〈本時のねらい〉
具体的な事象の中で2つの数量の間の関係を関数 y=ax² で捉え,数や式,グラフを利用して
問題を解決することができる。
〈主な学習内容〉
身の回りの問題を,関数 y=ax² やそのグラフを利用して解決する。
〈本時の評価規準〉
・関数 y=ax² を用いて具体的な事象を捉え考察し表現することができる。(思考・判断・表現)
・関数 y=ax² を活用した問題解決の過程を振り返って評価・改善しようとしている。
(主体的に学習に取り組む態度)
①動きを観察する。
スライドを観て,電車と自動車の動きを観察する。
【問題提示】電車が地点Aを出発してから 60 秒後までは,x秒間に 0.25x² m 進みます。自動
車 が秒速 10 mで走るとき,電車が自動車に追いつくのは,地点Aから出発してか
ら何秒後でしょうか。
②結果を予想する。
担当教諭から示された選択肢の中から,自身の結果の予想を挙手で答える。
問題解決に必要な条件を確認する。
【めあて】電車が自動車に追いつくまでの時間を求めるには,何をどのように用いればよいだろ
うか。
③個人で考える。
個人で解決方法を考える。
④ペアで考える。
個人で考えた解決方法をペアで共有し,新たな解決方法がないかを考える。
⑤グループで考える。
ペアで考えた解決方法をグループで共有し,新たな解決方法がないかを考える。
⑥グループの考えを比較する。
グループ内で考えた解決方法を,他のグループと比較する。
⑦解決方法を全体で共有する。
代表者が発表し,様々な解決方法をクラス全体で共有する。
[解決方法例]
・表を利用して解決する。
・グラフを利用して解決する。
・(方程)式を利用して解決する。
【まとめ】追いつくまでの時間x(秒)を求めるには,出発してから進んだ道のりy(m)が等しい
と考えて,表や式,グラフを用いればよい。
⑧評価問題に取り組む。
本時の学習に関する評価問題に取り組む。解答時間に余裕がある場合には,「プラス問題」にも取り組む。
⑨振り返りを記述する。
授業を振り返っての「気づき」や「問題を解決するポイントとその理由」等を記述するとともに,「理解度」「話す」「聴く」の項目についてABCの3段階で自己評価をする。
「記録に残す評価」については,内容のまとまりの中で評価場面の精選を図り,実現状況が把握できる段階で行う。
本単元では,2,4,6,10,11,15時を「記録に残す評価場面」と設定した。
【授業実施後の授業研究会】
⑩授業研究会
数学科の先生方と総合教育センターの主事で「授業研究会」を行った。
「評価問題(復習)」「振り返り(様式)」「プラス問題(復習)」
1時~14時までの「評価問題」「振り返り(記録日_表記有り)」「プラス問題」を掲載する。