国 語

実践2 国語 プロジェクト研究実践報告書

実践2 国語.pdf

「かふやみ」分類と「未来シート」

「未来シート」×かふやみ一覧表.pdf

単元名 「わたしのほそ道~青春は旅人なり~」をテーマに俳句を作ろう   

第4時 下の句作成の様子

第5時 ~青春は旅人なり~俳句創作・「未来シート」記入の様子

下の句作成ルーブリック

下句 評価シート ルーブリック.docx

〈下の句作成振り返り 生徒の記述〉

A評価

下の句を作ったときに友達から「もっと動きを入れた方が伝わるのでは」と言われて少し動きの描写を入れるとすごく良くなったのでよかった。次の時間ではもっと上の句と関連付けて下の句を表現していこうと思った。

B評価

俳句を詠むとき、最初は何を詠めばいいのか分からなかったけど、友達の作品を見て、季語、置き字などの使い方を知り、私も「梅雨」を季語に使い、文章では雨だから悲しい感じを出したかったので「思い出ひたる」とつけました。

B評価

友達の俳句は体言止めを使ったところが良かった。自分の俳句は比喩表現がくどくて少し分かりにくいところもあったと思うのでもっと分かりやすい表現を意識しようと思った。アドバイスから推敲する時間が無かったのでもっと積極的な交流が必要だと思った。

生徒の作品例

3年1組_国語 古典_「私のほそ道~青春は旅人なり~」俳句提出箱.pdf

授業後の振り返り

実践の効果

〇未来シートの考察

 単元前は「か」の②「進んで考えや気持ちを伝え合う力」「や」の④「発想想像する力」を多くの生徒が選んだ。また学習後に他に身に付いた力も「か」の④「協力する力」、「や」の⑥「最後まで粘り強くやり通す力」を選んだ生徒や「ふ」の①「行動を振り返り改善につなげる力」、「み」の④「立てた目標を確認しつぎにつなげる力」を選んだ生徒もいて、4つの力を意識し、俳句コンクールに向けて創作をやりぬいたことが伺える。単元後の顔マークによる自己評価では「かかわる力②」の「進んで考えや気持ちを伝え合う力」の マークを選んだ生徒が10名、「やりぬく力④」の「発想(想像)する力」の マークを選んだ生徒が12名と高い評価を付けた。

〇授業実践者(長渡先生)の感じた効果 

 「かかわる力」に課題を感じる生徒が多いので、良い機会となった。言葉で自分の気持ちを表現し、同学年の生徒と交流する機会を通して、自分の作品や表現方法を見直し、より相手に伝わるように調整する力を養い、「かかわる力」を伸ばすことができた。「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」への応募を目標に、粘り強く作品の制作に取り組み、「やりぬく力」の育成につながった。 

〇生徒の「未来シート」への記述から読み取れる実践の効果 

 「俳句を詠むのが苦手で全然いい季語とか思いつかなかったけど友達と一緒に考えるといい俳句を作ることができ、いい言葉が思いつくようになった。自分の思い出を俳句で表すことができた。」「前もって自分の伸ばしたい力を選んでいたから自分が具体的に何をしたらいいのかわかったし、自分が今伸ばしたい力はここだけど、ここも伸ばした方が良いとわかりやすいから、何をしたらいいのかが分かった。」などという記述や「お~いお茶新俳句大賞」へ挑戦から「かかわる力」「やりぬく力」を伸ばすことができ、「未来シート」の活用は「学びに向かう力の育成」に有効であったと考える。