1873(明治6)年、明治政府のまねきにより、土木技師団の一人としてオランダより来日した。それ以来1903(明治36)年に帰国するまでの30年間にわたり、全国各地でヨーロッパの近代技術をとりいれた工事の指導をおこなった。
デレーケ像
国は、デレーケの計画にもとづいて1887(明治20)年から木曽川下流改修工事を始めた。木曽・長良・揖斐の三川の流れを別々にするものであった。25年の歳月とばく大なお金をかけての大事業であった。この工事の完成によりこの地域の大水のひがいは大幅にへった。
デレーケによる改修図(かいしゅうず)(木曽川文庫所蔵)
木曽三川下流工事がどのように行われるかを分かりやす地域の住民に示したものである。
木曽・長良・揖斐三大河水利分流改修計画略全図(江馬寿美子氏蔵)