英語特別専修

教育目的

英語特別専修では、英語を修得する中で、言語の構造や機能および英語が話されている社会や文化を深く学び、日本と世界を比較対照することができる見識を培いながら、協働活動を通してグローバル人材に求められるリーダーシップの基本を身につけることを目的とした教育を行います。

具体的には、次の力を身につけることを目指します。

  1. 英語を高い実用レベルで運用する力

  2. 自国・世界の社会・文化等を理解・比較検証し、英語で発信する力

  3. 多言語環境の学生生活を通して得る、グローバル社会・多文化共生の中で生きる力

  4. イノベーションやリーダーシップのプロジェクトを通して得る高い協働力・問題解決能力

また、本専修の具体的な到達目標として、卒業時までにTOEIC(R)800点以上またはCEFR B2以上相当の語学力の修得、および英語圏の地域文化の理解を基に高度な内容でコミュニケーションができることを設定しています。

英語特別専修の教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

本専修では、本学の教育の基本理念と本学群の「教育課程編成・実施の方針」、本学群の教育目標を踏まえた上で、目的を達成するための教育課程を編成しています。

  1. 教育課程の編成

    1. 語学技能科目では、英語を高い実用レベルで運用する力を身につけます。「入学時の語学力から卒業時の語学力までの上達度」「各種語学力試験のスコア等が保証する一定レベルの語学力」「言語に関する構造や機能、及び言語文化等に関する専門的な理解」の3つの柱を実現するため、「基礎」、「演習」、「特別演習」、「コミュニケーション」のカテゴリーで多面的かつ体系的に学びます。

    2. グローバル・スタディーズ科目では、「日本文化系科目群」「グローバル社会系科目群」から合わせて36単位以上、内20単位以上を英語で受講することで、自国・世界の社会・文化等を理解・比較検証し、英語で発信する力を身につけます。またこれらの科目では、短期留学生と学びを共にすることで、日本の大学にいながらにして「生きたグローバル感覚」を醸成します。

    3. 英語圏の大学への留学では、多言語環境の学生生活を通して、グローバル社会・多文化共生の中で生きる力を、コミュニティ・アウトリーチ活動を通して、高い協働力・問題解決能力を身につけます。


  1. 学修方法・学修過程

    1. 1セメスターから2セメスター

集中的な英語教育プログラムを展開し、徹底した語学トレーニングを行うことで、全ての学生を本専修で設定する語学レベルまで引き上げていきます。授業以外の語学学修の補強として、授業の内容とリンクしたオンライン学修コンテンツを活用します。語学学修の補強とは別に、各授業において予習・復習として与えられる多くの課題もあるため、毎日が英語漬けとなるような教育プログラムです。また留学に向けて、留学先の歴史や文化を学び、様々なグループプロジェクトの実践を通して、異文化理解について学ぶ事前学修を行います。

    1. 3セメスター

1学期間、原則として全員が海外の大学へ留学します。留学先では、語学力のさらなる向上のためのトレーニングに加えボランティア活動などの学外での活動を通じて、協働力やリーダーシップを身につけます。

    1. 4セメスター以降*

日本や世界の様々な問題や課題に関する授業を履修します。うち20単位以上は英語で開講されている科目を履修しますが、これらの科目を履修するには、指定された英語の語学技能試験で、一定の基準をクリアすることが必要です。

*基準とするレベルに達している場合は3セメスター以降


  1. 学修成果の評価の在り方

    1. 学修成果は「卒業認定・学位授与の方針」に定められた項目と、学修方法・学修過程(カリキュラム・マップ等)により示された、科目が目標とする学修の到達度が学生自身にとってどの程度であったかを示すものです。したがって学修成果は科目それぞれで設定されています。

    2. 学修成果の評価方法は、科目ごとのシラバスにおいて具体的に示します。また、ルーブリック評価などを取り入れることによって、成績評価を分かりやすく可視化し、厳格に評価します。