社会福祉士

 「社会福祉士」になるためには、大学等において厚生労働大臣の指定する社会福祉に関する「指定科目」を修めて卒業することにより受験資格を取得して、毎年1回行われる国家試験に合格し、登録しなければなりません。
 この資格の課程を履修できるのは、健康福祉学群社会福祉専修の学生に限られます。

(注) 精神保健福祉専修に所属する学生は、一定の条件を満たし、選考された場合に限り、履修が可能。


社会福祉士の資格制度の目的

 我が国の人口構造の高齢化は、平均寿命の延びや出生率の低下により一層急速なテンポで進展してきています。それとともに、高齢者や障害者等福祉に関する相談や介護を必要とする人が急激に増大することが確実になってきており、それらの人々が信頼し、安心して相談や助言・指導を受けることができる専門家が求められています。
 このような社会的要請にこたえて、我が国の社会福祉分野における初めての国家資格制度として、昭和62年5月26日、「社会福祉士及び介護福祉士法(昭和62年法律第30号)」が制定され、「社会福祉士」が誕生しました。この資格制度は名称独占制度ですが、「社会福祉士」でない者はその仕事をしてはならないという規定はありません。したがって業務独占ではありません。

社会福祉士の業務内容

 「社会福祉士」は、専門的知識及び技術をもって、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連携及び調整その他の援助を行うことを業とする者をいいます。多くの人が、「社会福祉士」の資格を得て、福祉の専門家として地域や機関・施設で中心的役割を果たすことが期待されています。

社会福祉士の国家試験の受験資格を取得するための要件

本学健康福祉学群社会福祉専修では、国家試験の受験資格を得るために、「社会福祉士及び介護福祉士法」第7条1号の規定に基づいて、下記の別表の通り31科目を設置しています。国家試験受験資格取得のためには、本学授業科目より31科目全てをを修得しなければなりません。

履修上の注意

履修にあたっては、科目の履修年次や先修条件等を確認の上、履修してください。

  1. ソーシャルワーク演習の履修方法
     3年次に社会福祉士国家試験受験資格取得希望学生が履修することができる。ただし、2年次までの成績や社会福祉士国家試験受験資格に必要な履修状況等を鑑みて履修制限を行うため、選考を実施する。

  2. ソーシャルワーク実習指導及びソーシャルワーク実習の履修方法
     3年次に社会福祉士国家試験受験資格取得希望学生が履修することができる。ただし、先修条件を満たす者のうち、2年次までの成績や社会福祉士国家試験受験資格に必要な履修状況等を鑑みて、履修制限を行うため、選考を実施する。

  3. ソーシャルワーク実習の時間数
     ソーシャルワーク実習を行う学生は、配属実習先において合計240時間以上の実習を行うものとする。

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