リベラルアーツ学群は、多文化理解を推し進め、一つの専門性だけにとらわれない学際的思考を駆使し、優れた分析・表現力をもって学問を通じた社会貢献を行う、国際性を有した「自立した学習者」（Independent Learner）を育成します。

　この基本理念を実現するため、本学群では以下に記載した項目の能力・資質を高め、それらを総合的に活用できる者に対し、卒業を認定し学位を授与します。また、この「卒業認定・学位授与の方針」は、「教育課程編成・実施の方針」において具現化されており、本学群の学びは全て学園の行動指針である「学而事人(がくじじじん)（学びて人に仕える）」に結びつくようになっています。

1. 国際性と多文化理解
   　国内外でグローバル化が進む現代において、アジア言語を含む多言語の語学力、他者とのコミュニケーション力、優れた国際性を身につけ、マイノリティに配慮しながら、文化・宗教・民族が異なる人々の相互的な多文化理解を推し進める能力を備えること。

2. 学際的思考　
   　何らかの専門的・体系的な知を自らの拠って立つ足場としながら、他の専門分野に対する理解や文理にまたがる専門横断的な知見、俯瞰的な視野をあわせもち、一つの専門性だけにとらわれない自由な学際的思考を行う能力を備えること。

3. 分析・表現力
   　様々な問題を分析するために必要な文献読解力、情報リテラシー、数量的スキル、論理的・批判的思考力などの分析力と、分析内容を文章やプレゼンテーションで他人に分かりやすく伝える表現力を兼ね備えること。 　

4. 学問を通じた社会貢献
   　現代世界が直面する様々な問題に対して、果敢に挑む挑戦する心、異なる学問的足場をもった人々と共に多角的・総合的に取組む協働性、学んだことを社会に還元して解決の方向性を示すことができる実践力・応用力を備えること。