社会領域は、歴史学、文化人類学、法・政治学、経済学、社会学、教育学の6プログラムからなります。アリストテレスが「人間はポリス的動物(ゾーン・ポリティコン)である」と言ったように、人は集団を作って生きています。その集団すなわち社会には、法、政治、経済、文化、歴史、教育といった様々な位相があり、私たちの生のあり方を大きく左右します。自分の生きている世界を知り、理解することは、自然領域での学びそのものであり、人文領域での学びを通して自分の生き方を決める時に決定的な要素となり、また自らの行動によって社会に影響を及ぼすことにもなります。社会における様々な課題に取り組む統合領域の学びを支えるのに、社会科学の専門的な学びは重要な足がかりとなります。