OPT北海道2025 札幌
〜きいて、みて、さわって!原理から学ぶ光学顕微鏡〜
コースのねらい
イメージング技術の進歩がめざましい昨今、従来では観察が難しい生体内の微細構造や分子動態の観察、微小環境測定など様々なことが可能になりました。しかし、これらのイメージング技術を研究に適用する場合、そもそも顕微鏡についてきちんと理解していないと思わぬ落とし穴に落ちてしまうことになりかねません。本トレーニングコースではただ顕微鏡を使えるようになるのではなく、なぜ顕微鏡を通して微細な構造を観察できるのか、その原理について座学できいて、顕微鏡光学系をみて、次に「自らさわって顕微鏡光学系を組み立てる実習」を通して学習していくことを目標としています。
今回の座学はオンデマンド講義(2024年基礎生物学研究所で実施したOPT講義の録画視聴)、組立実習は現地(北大電子研)で実機キットを組み立てる形式で実施します。
実習の雰囲気などお知りなりたい方は、「受講生の声(Voices)」をご参照ください。また、サテライト実習の実施をお考えのイメージング施設関係者の皆さまには「サテライト開催について」をご覧いただければと思います。
会場
北海道大学電子科学研究所 ニコンイメージングセンター (ポスター)(案内図は下段「会場案内」を参照)
〒001-0020 北海道札幌市北区北20条西10丁目 北海道大学 電子科学研究所 2階 2-204 ニコンイメージングセンター
募集案内
受講対象
教員・ポスドク等の研究者・技術職員・院生・学生(北大内に限定しません)
応募方法
上記の対象に合う方で受講を希望される方は、申し込みサイトに必要情報を記入ください。
締切は1/31、受講の可否は2/15までに連絡いたします。
注意:全日程の参加が必須です。(部分参加は不可といたします。)
また、実習前日までにオンデマンド受講を終えて下さい。
講義の合計時間は約10時間ですので、早めに視聴をお願いします。
申し込み締め切り
2025年1月31日(木)
募集人数
6名程度
なお、応募数が多い場合には、応募フォーム記載内容をもとに受講ニーズや学習意欲の高さ、技術・知識の波及効果などを考慮して選考いたします。予めご了承ください。
旅費支給
なし
本コースの到達目標(オンデマンド座学受講+現地実習)
(座学・講演はOPT2024の講義内容(録画)となります。採択後にメールにて視聴サイトをお知らせします。講義時間は約10時間ですので計画的に視聴下さい。なお、録画や他者へのリンク情報の共有は禁止します。)
〈講義・実習内容の詳細〉(タイトル・内容は予定です)
光の波としての性質を理解する。
光学顕微鏡の構成部品の機能を特に以下の項目について理解し、正しく使うことができるようになる。
顕微鏡の分解能
クリティカル照明とケーラー照明
デジタル画像の特性
顕微鏡で使う検出器(各種カメラ、光電子増倍管)の特性
蛍光・蛍光イメージングの基礎を理解する。
蛍光
蛍光色素・タンパク質
蛍光顕微鏡の光学系
以下の発展的顕微鏡について、それぞれの特性や原理、用途を理解する。
共焦点レーザー顕微鏡
二光子顕微鏡
超解像顕微鏡
ライトシート顕微鏡
サンプル調製の重要性を理解する。
開催支援
主催
北海道大学電子科学研究所 北海道大学ニコンイメージングセンター
ABiS(科学研究費助成事業「学術変革領域研究(学術研究支援基盤形成)」【先端バイオイメージング支援プラットフォーム】)
共催
ソーラボジャパン株式会社、基礎生物学研究所・超階層生物学センター、生理学研究所、生命創成探究センター(ExCELLS)、学術変革領域研究「散乱透視学」、学術変革領域研究「ジオラマ行動力学」
協力
沖縄科学技術大学院大学 (OIST)
大友 康平 <順天堂大学/生命創成探究センター/生理学研究所>ABiS
勝木 健雄 <ソーラボジャパン株式会社>
亀井 保博 <基礎生物学研究所>ABiS/散乱透視学
甲本 真也 <基礎生物学研究所/沖縄科学技術大学院大学(OIST)>ABiS
坂本 丞 <生命創成探究センター/生理学研究所>散乱透視学
谷口 篤史 <北海道大学>ジオラマ行動力学
堤 元佐 <生命創成探究センター/生理学研究所>ABiS
野中 茂紀 <生命創成探究センター/基礎生物学研究所>ABiS
世話人
<現地スタッフ(実習当日の参加講師を含む)>
冨菜 雄介 <北海道大学電子科学研究所 ニコンイメージングセンター> ABiS(本会実施責任者)
中野 和佳子 <北海道大学電子科学研究所 ニコンイメージングセンター>
小林 健太郎 <北海道大学電子科学研究所 ニコンイメージングセンター>
谷口 篤史 <北海道大学電子科学研究所>ジオラマ行動力学
安井 雅範 <北海道大学大学院農学研究院>
野中 茂紀 <基礎生物学研究所>ABiS
甲本 真也 <基礎生物学研究所/沖縄科学技術大学院大学(OIST)>ABiS
亀井 保博 <基礎生物学研究所>ABiS/散乱透視学
<協力スタッフ(OPT運営事務局)>
斎田 美佐子 <基礎生物学研究所 バイオイメージング解析室>
高木 知世 <基礎生物学研究所 バイオイメージング解析室>
市川 千秋 <基礎生物学研究所 超階層生物学共同利用推進室>
<スーパーバイザー>
三上 秀治 <北海道大学電子科学研究所 >ABiS
会場案内
ニコンイメージングセンター 住所:〒001-0020 北海道札幌市北区北20条西10丁目 北キャンパス総合研究棟5号館 2階2-204室
Google Map: https://maps.app.goo.gl/jRuoTazkMfsBVVNp6
1.地下鉄でお越しの場合: 北18条駅下車、徒歩10-15分 (800m程度)となります。Google Mapで検索すると青色で示したルートが表示されます。あるいは、Google Mapでは提示されませんが、黄色でお示したルートでも辿り着けます。黄色ルート:駅を出てから西に進むと、やがて北大構内へ入ります。ロータリーを越え、道路を道なりに北西のほうに進むと、第2農場・獣医学部・低温科学研究所の間を通り、見通しが明るくなりますと、やがて正面に研究所が見えてきます。
2.車でお越しの場合: 新川通りを、環状通(エルムトンネル)より一つ北の交差点で東側へ曲がってください(新川通りは、上の地図で左側にあたります)。創成棟正面付近に車止めがありますため、お車を停めて守衛の指示に従ってください。
3.タクシーでお越しの場合: あまり慣れていない運転手に北大の学内を指定すると、13条門(北大名物の銀杏並木のところ)より構内に入ってしまう可能性もございます。そちらから構内に入りますと、タクシーでそのままでは当センター付近まで来られません。「銀杏並木の13条門ではなく、北20条西8丁目の20条門から入ってください/20条門のところで下ろしてください」 または、「新川通を通り、エルムトンネルの一つ北で東に曲がり、正面の北大創成棟の前で降ろしてください」 と告げると、確実に来ることができるかと思われます。
4.構内循環バスをご利用の場合: [電子研前]で降り、正面の研究所玄関から2階に上がってください。ただし、うっかり乗り過ごして次の[創成棟前]まで行ってしまっても、創成のほうからも入れますため、大丈夫です。
学内循環バスのルートや時刻表は、[北海道大学施設部:構内循環バスについて] でご確認ください。
※ [構内循環バスの位置情報]から、GPSによるバスのリアルタイム位置情報が確認できます。
電子科学研究所前まで到達しましたら、2階に上がってください。
ただ当研究所の守衛が席を外しているなど、研究所に入れない場合は、最初の扉を入り、右側の壁にある電話で、当センターの内線番号の「9442」にかけてください。
あるいは創成棟から入る場合は、正面入口から入って奥側の通路を右側に進んでください。2階の渡り廊下より電子科学研究所に移ることができます。当センターは、2階中央のエレベーター正面になります。
どちらから入る場合も、入口で守衛に用件をうかがわれ、身分証の掲示が必要となります。平日の8時から18時までは電子科学研究所の正面玄関から入ることが可能ですが、それ以外の時間帯は創成棟正面入口のインターホンで守衛と話をしてください。
お問合せ
(OPT全体に関する事)
OPT運営事務局(基礎生物学研究所・超階層生物学センター・バイオイメージング解析室)
opt_office[at]nibb.ac.jp ※[at]を@に置き換えてください。
(申込フォームおよび現地運営に関する事)
申込フォームおよび直前・当日の連絡等:北海道大学ニコンイメージングセンター 011-706-9442(担当:冨菜)
nic[at]es.hokudai.ac.jp ※[at]を@に置き換えてください。
お問い合せの際に、他コースとの区別のために必ず「OPT北海道2025札幌」を含むタイトルとして下さい。