Rin Adachi
TRASIGHT
安達 凜
Rin Adachi
Straight x Contrasting
"TRASIGHT"にはStraightとContrastingという意味があります。
竹の強くて真っ直ぐなイメージと、それと相反するしなやかで優しい質感。
その2つの要素からモダンなジュエリーの形を生み出しました。
素材そのものの形を活かしつつ、1つ1つ手作業によって何層にも重ねられた
竹の断面と、シルバーのマットな輝きをかけ合わせたフォルムは、
身に着ける方の個性をより引き立ててくれます。
TRASIGHTの新しい竹のカタチを日々のファッションに取り入れてみませんか?
Research
京都では昔から竹という素材が建材や茶道具として重宝されてきました。
現代では、竹細工や柄杓(ひしゃく)なども作られるようになり、竹製品は様々な形で人々の生活の一部として重要な役割を果たしています。
京都産の竹は京銘竹と呼ばれ、竹そのものの持ち味で美しい京都の街並みに溶け込んでいます。
今回はそんな竹を使い、竹垣などの建材をメインとして様々な竹製品を取り扱っている、竹又 中川竹材店様にご協力いただきました。
竹又 中川竹材店様は現代の多様なライフスタイルの中で、ニーズに合わせた様々な竹製品をデザイン、製造されています。
生産者様の「もっと竹を知ってほしい」という想いと、新しい竹の在り方を求めて日々竹と向き合っている姿から、
今回のジュエリーのインスピレーションを受けました。
いただいた2種類の端材からそれぞれの特徴や面白い見せ方を追求し、TRASIGHTコレクションのフォルムへと昇華。
一方の端材では竹の断面に着目して視覚的な面白さを模索し、
もう一方では一度割かれた状態の端材をもう一度つなぎ合わせるという逆の視点からデザインを展開しました。
すべてシンプルなアクセントとして身に付けられるジュエリーになっています。