大潟波浪観測所のページ
大潟波浪観測所のページ
旧HPは、こちら
1964年:岩垣雄一教授が、新潟県直江津市(当時)の大潟海岸沖の第2人工島(帝国石油株式会社所有)にて波高計測を開始
1965年:大潟町に観測室が設営され、長大桟橋(帝国石油株式会社所有)も活用して、波浪・漂砂などの基礎観測を開始
1969年:これらの施設が、「大潟波浪観測所」として正式な京大防災研の付属観測所となる。土屋義人教授が施設長となり、白井亨助手、内山清技官が着任
1986年:帝国石油の長大桟橋の撤去後、下記写真の観測専用桟橋が新設
2008年:老朽化に伴い観測専用桟橋が撤去
2012年:観測所本館撤去
2023年:無人の波浪観測施設として再スタート
2024年:波浪や流木集積のリアルタイム観測を目的としたライブカメラを大潟海岸に新設した。気象観測、波浪観測機器設置のための配電施設を完備
参考文献:
京都大学防災研究所四十五周年小史
岩垣雄一(1966)長大桟橋による沿岸海況の観測、沿岸海洋研究ノート5(1))
写真:2008年に撤去されたT型観測専用桟橋
(京都大学防災研究所四十五周年小史より引用)
PTZカメラによって、リアルタイムで大潟海岸の様子をモニタリング中
画像解析による、波浪情報を定量解析を目指しています。
大潟波浪観測所の設備を用いた研究や観測結果に関する既往の論文を整理しています。(準備中)
1)野田・芝野:大潟海岸における標砂の観測、京大防災研年報11B、1968.
2)土屋ら:大潟海岸における海岸変形に関する観測(1)、京大防災研年報14B、1971.
3)柿沼・石田・門司:大潟海岸における波浪推算の一例、海岸工学論文集15、69-72、1968.
4)白井・土屋:大潟海岸における海岸変形の特性について(1)ー主として季節変化についてー、京大防災研年報14B、1971.
5)白井・土屋:大潟海岸における海岸変形の特性について(2)ー海浜地形の特性ー、京大防災研年報16B、1973.
6)白井・土屋:大潟海岸における海岸変形の特性について(3)ーカスプと底質の特性ー、京大防災研年報17B、1974.
7)白井・土屋:大潟海岸における海浜地形と底質特性の関連について、海岸工学論文集24、206-210、1977.
8)山下・土屋:大潟海岸の海浜変形について、土木学会年次学術講演会、II-305、1987.
9)伊藤:暴風による海浜変形の再現について、海岸工学論文集36、349-353、1989.
10)内山:大潟海岸・上下浜における海底地形と海底底質の粒度組成ー海底地形の変形と海底底質の粒度組成の岸沖方向変異ー、京大防災研年報47B、2004.
11)馬場・内山・関口・中川:大潟海岸における海底面形状および底質に関する現地計測、京大防災研年報53B、2010.
12)内山:大潟海岸・四ッ屋浜の観測桟橋跡周辺の海底地形と海底底質の粒度組成ー主に弧状沿岸砂州においてー、京大防災研年報62B、2019.
施設長:山上 路生(防災研究所 気象・流域災害研究部門 水災先端計測研究分野)
現地非常勤職員:内山 清(同上)