Bloomberg社 障害者雇用マニュアル作成
「身体障害」「発達障害」「視覚・聴覚障害」「精神障害」の4つの班に分かれ、それぞれの障害特性に沿った障害者雇用マニュアルをBloomberg社の協力の元、考案した。その後、それぞれが考案したマニュアルを擦り合わせ、ヒアリング項目・To-doリストを軸とした、1つの障害者雇用マニュアル作成を行った。
Bloomberg社における、障害者雇用を行う際の指針をマニュアル化することで、障害者雇用対応の明確化、そして標準化を推進し、障害者雇用が円滑に行われるようにする。
・障害の特性から予防法・対処法まで詳しく調べ知ることができた。この知識を用いて障害を持つ方と関わる際、柔軟な対応ができるようにしたい。
またマニュアルというまとまったものを作成する場合には細かい詳細を詰め込みすぎるのではなく、読み手側が分かり易く読みやすいものにすることが重要であると学んだ。
・一般的な障害者サポートをそのまま利用することなく、採用・雇用という観点にあった項目の選定や事項の追加を通して、場面に応じて障害者サポートが異なってくることが理解できた。またグループワーク良さも難しさも学ぶことができた。多様な意見でディスカッションが膨らむ一方で、ひとつの成果物にまとめ上げていくという点では困難が多く、今後のグループワークでの課題も見えた。
・マニュアルの作成にあたり様々な切り口から調査を行い、またBloomberg社の方々や学生から何度もフィードバックをいただいたことで、短期間ながらも、障害者、及び障害者雇用に関して深い理解を得ることができた。加えて、形式的な面においても、文量や項目、体裁など、マニュアルを作成する際の基本的なノウハウを学ぶことができた。
・今まで障害者問題に触れたことがなかったが、今回の活動を通して、障害者問題の現状把握から課題まで、一通り学ぶことができたかな と思う。また、障害者特性に着目することで、障害を持った就労者が行えることの幅も広がるということにも気づくことができた。今後も、障害を持った就労者の労働環境に着目していきたいと思う。
・今回行った障害者雇用マニュアル作成のノウハウ等を活かし、SFC及び一般大学や他の企業様が使用できるマニュアルの作成
・フィードバックを障害者雇用においてより実践的に利用できるようにマニュアルを修正していく。
・マニュアルに関しては、春学期の成果物としてBloomberg社の方々に共有させていただいたもののブラッシュアップが主となると考えている。これまでと同様、フィードバックをいただいた点を中心に修正しつつ、完成版を見込んで形式面においても抜かりなく確認を行うべきであると感じている。また、マニュアル完成後に関しては未定であるが、障害者の社会進出に少しでも貢献できるような活動を行うことが理想であると考えている。
・今回学んだマニュアル作りのノウハウを活かして、SFCもしくは様々な大学が共通して使えるような、障害者対応マニュアルなどを作ることができれば、スムーズな障害者対応への意識がより広がっていくのではないかと考えている。
・発達障害という一人一人個性が異なる障害を担当した為、うまくまとめることができず苦戦した。しかし先生やメンバー、Bloomberg社の皆様、またフィードバックを下さった全ての方の協力によって完成することができ、達成感と感謝を感じている。このマニュアルを利用し、少しでも障害者雇用に対して前向きに捉えてくださる方が増えてくれたらとても嬉しい。
・全体として簡単にまとまる内容ではなく、また4班平行で当初は進んでいったため、特に調整作業は大きな山場であったが、他班のリーダーを中心として協力し、ひとつの良いマニュアルにまとめられ他のではないかと感じている。
・ある程度学生の知識が深まり、マニュアルに掲載すべき内容を考える上で、情報提供的な側面とTO-DOリスト的な側面、4種類の障害の共通点と相違点など、各項目のバランスを調整するのに最も苦労した。また、Bloomberg社とコミュニケーションを重ねる中で、緊張する場面も多かったが、企業様と直接やりとりするという経験自体が大変貴重なものであると感じた。
・障害者に関しての知識も少なく、最終的な形があまり見えていない中でのスタートだったため、最初は不安も大きかった。しかし最終的には、Bloomberg社、そして私たちが、共に納得がいくマニュアル作りができたと思う。主体的に行動してくれたプロジェクトメンバーや、積極的に協力してくださったBloomberg社に感謝したい。