肢体不自由
・階段の上り下りの手伝いや、車椅子の動線に配慮が必要(少しの段差にも注意)
・車椅子利用者は立ち姿勢の人に話されると威圧感を感じるため、少しかがんで会話をするようにする
・麻痺の場合、字がうまく書けない等の悩みを抱えている
・声が聞き取りにくい場合には、分かったふりをせず一語一語確認するようにする
・言葉をうまく話せない人に対し、子供に対するような接し方をしない
内部障害
・心臓にペースメーカーを付けているなど、外見でわかりにくい場合が多い
・疲れやすいことや、服用する薬の副作用への配慮が必要
・オストメイトの人にはトイレの配慮が必要
※オストメイトとは、人工肛門や人工膀胱を取り付けた人のこと
視覚障害
・誘導する際には視覚障害者の前に立って肘を持ってもらう
・視覚障害者はガイドの腕や肩の動きから進む方向やスピードなどの情報を得る
・ガイド時に障害物を避ける等の行動をとる際は、なぜその行動をとるのか説明する
・階段を利用する際は、階段の初めと終わりに声をかける
・椅子への誘導は、視覚障害者の手を椅子の背に触れさせ、机がある場合にはもう一方の手を机に触れさせる(座る動作の補助は不要)
聴覚障害
・作業の行程や資料を提示する際にはユニバーサルデザインを心掛ける
・こそあど言葉などの曖昧な表現を避け、具体的な指示を出す
・口話、筆談、手話、電子メールなどコミュニケーションツールに幅を持たせる
・コミュニケーションの際に、手話や口の動きが見えやすくなるよう配慮する
・聴覚障害者を呼ぶ際には手招きや軽く肩を叩くなどの方法をとる
・指示は口頭だけでなく、メモやメールなど視覚的に確認できる形で渡す
・優先順位や一つ一つの作業のつながりを理解させることで円滑に業務に取り組める
・イレギュラーな予定は可能な限り早めに理由を添えて伝える
・提出期限を明確にする
・ダブルチェックを習慣化する
・本人の希望に沿ったこまめな休憩を与える
・整理整頓に関し、整理された状態の写真を見せ同じように整理するよう指示する
・発達障害者の多くは抑うつやパニック障害などの二次的な精神障害を重複しているケースが非常に多い
・適性を見るため、始めは簡単な仕事から導入し、様子を見ながら仕事を決める
・高学歴の場合、単純労働に抵抗を感じることがあるため、その仕事の重要性を伝えるなど動機づけを高める配慮が重要
・変化への対応を苦手とするため、仕事の変更には注意が必要
・過大な評価や肩書きのあるポストへの配置は慎重に行い、本人の負担にならないようにする配慮が必要
・指示は可能な限り具体的かつ簡潔に行う
・複数の指示をまとめて行わない
・作業工程を単純化し、一つの行程を終えるごとに報告させるなどの工夫が必要
・無断欠勤など職場の規律を乱すことがあればはっきりと注意をする
・ミスをした際のフォローは慎重に行う
・作業がうまくできない原因は、体調不良や服薬の影響、社会経験不足が考えられる