SFCにおけるバリアフリー対応強化に向けた提言
実地調査の結果や障害者の方からいただいた意見を踏まえたSFCバリアフリーマップに追記すべき項目や、視覚障害者向けのハード面のアップデート案のリストアップを行い、学事に向けた提言として取りまとめた
SFCにおいて未だ不十分である視覚障害者向けの対応をベースに、より包括的に多様な人がキャンパスを利用できる環境形成の一助となること
昨年11月に発表されたSFC新バリアフリーマップを初めて見たときは我々としてできることはないのではないかと考えていたが、実地調査の実施や障害者の方の生の意見を参考に見てみると我々一般人が思っている以上の困難さがキャンパス内部に存在していることがわかった。
今回の提言の中で視覚障害者向けの音声案内について軽く触れ、実際にバス停からアルファ館までの誘導音声の原稿を作成したが、その他キャンパス全域に音声案内を設置する際にどこにスピーカーを置くのかや、原稿をどうするのかといった点については触れることができなかったため今後の班の取り組みの主題としていきたいと思う。
先にも述べたように、我々健常者が思っている以上に障害者の方が抱える困難は多岐にわたる。
そのため今回得た学びを生かし、そういった目に見えない困難のすくい上げに対してアンテナを張り巡らし、課題を抽出していくことで本当の意味で全員にとって暮らしやすい環境の実現につなげていけたらなと考える。