理工学基礎実験

C実験

実験テーマの解説

C-1 吸光光度法による銅の定量

機器を用いて化学分析を行う方法のうち、物質の吸光性を利用した吸光光度法は古くから用いられ、かつ現在でも重要な方法のひとつである。この実験では、吸光光度法による実験の例として銅の定量分析を取り上げ、その原理および実験方法を学ぶ。

C-2 ガスクロマトグラフ法

機器分析として広く用いられているガスクロマトグラフ法の原理および操作法を理解し、第一アルコールの定性および定量分析を行う。

C-3 pHと電離平衡

水素イオン濃度(pH)は水溶液の化学の問題で重要な役割を演ずることが多い。この実験では、pHを直接測定することによって、中和滴定を行うときのpHの変化の様子を知り、これに関する電離平衡、塩の加水分解、指示薬の選択について検討する。

C-4 可逆電池の起電力と平衡定数

化学的現象と電気的現象を結ぶもっとも基礎的なものは、電池の問題である。この実験では、ダニエル電池の起電力を測定し、電池内で起こる化学反応の平衡定数を求める。さらに、銅・銅イオンの濃淡電池の起電力を測定し、Nernstの式などについて学ぶ。