卒業論文

2022年度


京城の都市構想 ─1912年から1932年を中心として─

華洋義賑会の再検討 ─公共事業と教育事業を中心として─

中華民国における麻雀の隆盛と諸外国への影響 ─1920年代の上海租界における社交場の形成─

サタジット・レイの研究 ─初期1950–60年代を中心に─

清末民国期の陝西商人による棉業近代化への試み  ─『時務報』の分析を中心に─

植民地期朝鮮における女学生の民族独立運動 ─金マリアを中心に─

阪神教育闘争(1948)の研究 ─民族教育保護運動についての考察─

清末民国初期における外国探検隊と文物保護思想の黎明 ─敦煌文書を中心に─

現代トルコにおけるイスラーム主義運動 ─ナショナリズムの観点から─

アメリカ宣教団学校と戦間期エジプト社会

16世紀末—18世紀中国におけるムスリムとキリスト教宣教師の相互認識

ペルシア語文化圏におけるサファヴィー朝様式の影響 ─16、17世紀のオスマン朝・ムガル朝写本絵画を中心に─

ヒンドゥー教祭儀におけるコミュニタスとその変容

15世紀の歴史家サハーウィーの歴史叙述 ─『歴史家を非難する者に対する批判の表明』を中心に─

オスマン朝下イスタンブルにおける火災と消火活動に関する考察 ─1660年のイスタンブル大火を中心に─

近世オスマン帝国におけるシャリーア法廷内外での紛争解決について

フェズの建設と発展:マリーン朝下のハブス

16世紀のオスマン帝国におけるヨーロッパ諸国との貿易 ─貿易における両地域の交流とその政策を中心に─

1990年代イスラエル総選挙から見るオスロ合意 ─イスラエル社会に与えた影響とその意義─

トルコにおけるシリア難民問題 ─難民の労働問題とトルコの社会制度を中心に─

20世紀のパレスチナにおけるゴールドジュエリーの多角的価値

近代トルコにおける音楽の役割と重要性 ─オスマン帝国期を中心に─

近世オスマン帝国領内における主要な陶器生産地の変遷に関する一考察

近代オスマン帝国・トルコ共和国の交通:鉄道を中心として

イスラーム法における「リバー」禁止原則

1920年代におけるムスタファ=ケマルのラーイクリッキ ─政策奏功の背景と理想的フランス第三共和政との乖離─

ドイツにおけるトルコ人移民について ─1961年から1973年までのガストアルバイターの送り出しとその影響を中心に─

2021年度


オスマン帝国がトルコ食文化に与えた影響

植民地朝鮮における西洋画導入期の女性表象 ─1920〜30年代朝鮮美術展覧会西洋画部門を中心に─

中国におけるBL規制と同性愛表象の変化 ─2016年のBLウェブドラマ規制前後の表象比較を中心に─

日本人の植民地朝鮮金剛山への観光のまなざし ─日本人旅行記を中心に─

東晋代の士大夫層における仏教受容、及び「空」理解について

ハンマームの信仰性と非信仰性

ジャヤワルダナの政治思想 ─「Selected Speeched and Writings」を中心に─

民国期の文明戯劇団 ─『家庭恩怨記』に関する『申報』劇評を中心に─

オスマン帝国におけるアルメニア人共同体 ─成立から1863年アルメニア・ミッレト憲法の公布まで─

長崎華僑の民族性の継承 ─新地中華街を中心に─

現代トルコの男性同性愛者 ─歴史的背景と活動を中心に─

第一次インティファーダまでのイスラエル占領下におけるパレスティナのアラブ人のナショナリズム形成

アッバース朝前期におけるアラブと非アラブの関係 ─イブン・クタイバ『アラブの書』から─

イラン革命のイスラーム性 ─「法学者の統治」確立まで─

北米におけるマフジャル文学の形成にみるアラブ・ナショナリズム ─ジュブラーンの事例─

1920年代植民地朝鮮の文字ナショナリズム ─朴勝彬を中心に─

ソ連後カザフスタンのアイデンティティ形成政策

ニザーム・ジェディード改革期の中央政府とアーヤーンの関係性

オスマン帝国末期における家族法(1917年)

トゥグラとトゥグラ装飾 ─18世紀オスマン帝国スルタンアフメト3世のトゥグラから見る装飾文様の特徴─

ヨーロッパとムスリム移民の関係性 ─フランスを例に挙げて─

近代オスマン帝国・トルコ共和国初期におけるオスマン語の改革と変容

新女性・朴仁徳における女子教育観の形成とその実現過程に関する考察 ─「親日」派転換前後の経験との連関に着目して─

2020年度


一九三〇年代上海の『申報』広告と消費者の「国貨」利用 ─愛国主義の世俗化という観点から─

『旅行満洲』に見る郷土化への模索 ─土産品の創出を通して─

日中友好都市交流 ─神戸市と天津市を事例として─

英領香港からみる民主化の歩み ─英領インド・英領マラヤとの比較─

『中外日報』にみる中国人遺骨送還事業

武侠片と日本 ─ブルース・リー映画を中心に─

湾岸諸国における国家と国民形成 ─国籍法、外国人労働者、国土形成─

エジプト一月二五日革命における民衆運動と国民意識の変化

委任統治期パレスチナにおける女性をめぐる言説 ─近代性・ナショナリズム・フェミニズムの交差─

フランスが見たアルジェリア・カビール社会 ─慣習法集の分析をもとに─

一九六〇年代エジプト地方社会におけるミート・ガムル銀行の意義の再検討

軍を中心に見た一月二五日革命後のエジプトの政治変動

「イスラーム国」の広報戦略 ―機関誌におけるプロパガンダ要素分析を中心に―

漢初における郡国制の一考察

蚩尤神の性質について

ガザーリーにおけるスンナ派思想構築 ─信仰の確信追求を中心に─

香料薬種商アッタールと中東の香り文化

一四世紀アルハンブラ宮殿に見るイスラーム・スペインの特質

オスマン帝国治下の特権的商人 ─ 一八世紀後半から一九世紀前半における対ヨーロッパ関係の変容─

九〜一一世紀におけるシーア派少数派分派の教義及び死生観の検討 ─宗教とは何か─

ハンマームの信仰性と非信仰性

ティムール朝の宮廷書画院キターブハーナの実態と機能

現代イスラーム世界における女子割礼文化 ─自由主義社会との関係を中心に─

一六世紀初頭におけるコーヒーとコーヒーハウスの適法性

一四世紀アナトリア圏のイスラーム建築における幾何学性について ─ムカルナスを中心に─

中近世中東世界のペスト流行をめぐる解釈と困難 ─医学、宗教、民衆、そして権力者─

イスラーム世界における水に対する理念と一六世紀〜一八世紀イスタンブルの水路建築の関連性について

トプカプ宮殿のハレムで暮らす女性の在り方 ─ヒュッレムの事例を中心にして─

クルアーンから見る女性 ─イスラームは女性蔑視的な宗教か─

フッガー通信にみるオスマン帝国一五八二年割礼祭における民衆のすがた

トルコ絨毯からみるウシャクとヘレケ、アナトリア農村女性

2019年度


中国残留孤児報道:日中メディアが描いた中国残留孤児像 ─「読売新聞」と「人民日報」を例に─

「清真菜」の歴史と現在

一九世紀前半のエジプトにおける灌漑制度の近代化と社会変容

「ナクバ」の起源 ―委任統治時代末期におけるパレスチナ社会の変容を中心に―

古代祭祀の研究 ―祭祀に関わる文化人類学―

唐代における公主の政治関与 ―太平公主を中心に―

古代中国の房中養生 ―馬王堆漢墓出土資料を中心に―

始皇帝の神仙思想 ―『史記』の記述の分析に基づいて―

日本古代中世における死生観 ―死体は穢いのか―

イングランド人から見た一七世紀後半のエジプト ―宝石商エドワード・ブラウンの旅行記をもとに―

オスマン帝国治下のアルメニア・カトリック教徒共同体 ─一八世紀後半~一九世紀前半のイスタンブルとアレッポを中心に―

イスラーム世界と中国における奴隷像の比較 ―中世の文学作品を通して―

エジプト人女性のヴェールを抑圧と捉えるべきか ―女性の声とセクシャルハラスメントを中心に考える―

オスマン朝のワクフ ―公共・相続・政治利用の側面を中心に―

クルド民族主義運動の変遷 ―ベディルハーン一族によるクルド文化復興運動を中心に―

セリム三世の軍制改革

オジェ・ギスラン・ド・ビュスベク『トルコ書簡集』から見られる「トルコ人」の日常と気質

ヨーロッパとイズニク陶器の関係

中世オスマン帝国におけるクルド人 ―イドリス・ビトリスィーを例

一六世紀のイスタンブルの市場 ―カパル・チャルシュを中心に―

オスマン朝・サファヴィー朝を通してみる遊牧民の動き

イスラーム世界における女性の在り方の変遷とその考察

2018年度


近代中国社会における女性の社会的地位の変遷 ─婚姻制度の変化や女性教育から見る─

戦後における七三一部隊の伝承 ─日中の展示を中心に─

障害者救済の発展に見る民国初期上海の公共性

ニョニャ料理の形成とババ・ニョニャの形成

鈴木天眼の朝鮮認識 ─近代長崎の地域性と関連して─

フランスにおけるムスリムの排除と包摂の実情:現代のライシテ原則とムスリム移民事情をめぐって

シリアにおけるナショナリズムの展開 ─「国民ブロック」とその台頭・復権に関する考察を中心に─

インド映画にみる現代インドの宗教事情 ─二〇〇〇年以降出現した宗教を題材とした作品─

ソーシャルメディアが二〇一一年エジプト革命に与えた影響 ─「団結」と「分断」の二面性をめぐる考察─

朝鮮王朝の翻訳事業と印刷技術におけるハングル資料の変遷

明清期茶文化の琉球・日本への伝播の様相 ─松蘿、武夷、茉莉花茶と紫砂壺を中心に─

東晋初期における貴族制の再生と庾亮

裴頠『崇有論』における「自生」について

古代中国の死生観とその変遷 ─画像をたどって─

漢代における「熒惑」の諸相 ─陳秀慧「東漢熒惑図像考」を中心に─

明代公案小説における「神判」型ストーリー ─『龍図公案』を中心に─

東アフリカ内陸交易 ─ティップ・ティップとそのネットワーク─

現代インドネシア女性の実状から見る日本の女性問題 ─生活・文化の視点から考える─

民族抵抗のシンボルとしてのオマル・ムフタール

一八世紀カイロの巡礼団と巡礼長官 ─有力家系の成長を中心に─

イランとアンダルスにおけるムカルナスの伝播・発展とその意味

オスマン帝国の継承システム ─「兄弟殺し」の変遷とその意義─

トルコ書簡集に記された一八世紀オスマン帝国の女性像とオリエンタリズム

イスラーム教とハンマーム ─経済的・社会的側面から見るハンマーム普及の背景─

2017年度


英仏におけるムスリム移民 ―第二次世界大戦以降を中心に―

イスラムにおける自爆攻撃と過激派について

パレスチナ文学にみるパレスチナ問題 ―マフムード・ダルウィーシュが見たパレスチナ―

グローバル化するイスラーム金融 ―シャリーア諮問委員会「シャリーア・ボード」について―

アル・ファーラービー「有徳都市論」第5部〔有徳都市〕におけるプラトン哲学の影響

イスラーム世界の身体障碍者を取り巻く環境について ―15〜18世紀のアラブ地域―

イスラーム庭園と「楽園」 ―アルハンブラ宮殿のパティオ―

ロマンス叙事詩にみる「ペルシア的」感性の考察 ―12世紀詩人ニザーミーの比喩表現・展開パターンを中心に―

世界各地のイスラーム圏における民族衣装の違いとその原因

19世紀前半のレヴァント地域におけるイギリス領事とオリエンタリズム

中世イスラーム世界における任侠・無頼の徒 ―11世紀バグダードのアイヤールと15世紀末・16世紀のダマスクスのズールについての考察―

セルビア史における護憲党政権の位置づけを巡る考察 ―護憲党政権の近代化政策を基に―

サミュエル・デ・メディナのレスポンサからみるオスマン帝国治下のユダヤ社会

ロシア帝国支配下に置かれたカザフ社会 ―19・20世紀の知識人を通して見る社会の変化と問題―

戦後国民政府期における憲政実施と張君

切手から見る朝鮮戦争

ベトナム戦争期における韓国財閥の台頭 ―日韓基本条約の締結を中心に―

朴正煕の政治観 ―植民地朝鮮・「満州」経験の影響を中心に―

「中国国際共同管理論」と北京政府外交 ―臨城事件(1923年)を中心に―

中西功と中国共産党

春秋時代における死生観について ―高木智見「古代中国における身体と自己」の再検討を通して―

2016年度


一九二〇年代末、ソ連・コミンテルンの対外モンゴル政策 ―モンゴル人民革命党第七回大会の意義―

崔承喜の東洋舞踏と東洋の文化創造

朝鮮人の満州移動 ―一九二〇〜三〇年代の南朝鮮と北満州におけるプッシュ・プル要因

譚嗣同の死と幕末の志士 ―梁啓超「譚嗣同伝」の再検討を中心に―

村田孜郎の中国観 ―東亜同文書院が与えた影響を中心に―

満州事変前後における重光葵の対中国政策

九世紀後ウマイヤ朝コルドバの殉教運動

イスラームと性 ―「解釈」の観点からの考察―

現代エジプトにおける学校教員の家庭教師化問題 ―敎育史の視点から―

植民地期インドにおけるカースト制度の形成と社会構造の変容 ―被支配国側の利点について―

一五世紀後半〜一七世紀前半イスタンブルにおけるキュッリエについて ―慈善的役割を中心に―

一六世紀オスマン帝国支配下におけるハンガリー社会の変化

ヴェールをまとったムスリマの挑戦 ―イスラームと現代性―

マラク・ヒフニー・ナースィフのフェミニズムに関する考察 ―「ムスリマ固有」の言説構築を中心に―

オスマン帝国の鉄道とその軍事的性格 ―アナトリア・バグダード鉄道とヒジャーズ鉄道を中心に―

イスラームの塔「ミナレット」の変遷 ―現代日本で見られる類似的塔建築との比較―

中世シチリア王国における「未熟な医者」 ―史料『シチリア勅法集成』と『サレルノ養生訓』を用いた一考察―

南アジアにおけるイスラーム化とスーフィズム ―デリー・スルターン朝下のチシュティー教団を中心に―

ムハンマド・アブドゥフの改革思想

一九世紀聖地メッカの住民とその生活 ―メッカに滞在したヨーロッパ人たちの視点から―

実業家としての山田寅次郎 ―東洋製紙での活動、晩年の活動を中心に―

オスマン帝国における宮廷ハレム ―一六世紀後半・一七世紀前半の「女性の統治」―

2015年度


戦間期における英国のパレスチナ統治(1922-1939) ―石油戦略の影響を中心に―

パキスタン軍人ズィヤーウル・ハックの人物像

ウマイヤ朝の変化と継続性

シリア:ハーフェズ・アサド大統領の対外政策 ―1980年代前半を中心に―

現代フランスにおける内なるイスラーム ―ライシテ概念とムスリム移民との間で―

テュルク系諸民族に伝わる英雄叙事詩とその価値観

ムスタファ・ケマルの世俗主義政策

オスマン帝国における「新方式」教育 ―セリム・サービトの『教授指南』を中心に―

19世紀前半のブハラ市場と国際交易

アユタヤ朝におけるイスラーム共同体の動向 ―17世紀から18世紀にかけての「盛衰」に関する考察―

11・12世紀シチリアの商業の実態 ―ゲニーザ文書から見るその重要性―

イスラーム型証券の流動性問題についての考察

17世紀バルカン都市の繁栄と中央行政との紐帯 ―『旅行記』から見るフロンティア都市の実態―

偉人と国家 ―シンガポールの国家形成に観る偉人の影響―

文明戯の成立による新たな観客たち

張作霖と日本 ―東三省統一から中央進出へ―

戊戌変法運動に見る中国 ―康有為と反変法派の対立を中心に―

中印国境紛争の源流 ―マクマホン・ラインを軸に―

2014年度


サウジアラビアと石油開発 ―イフワーンへの対処と国際関係を中心として(1925-1935)―

現代スンナ派法学における非法学派潮流の思想的論理付け

ティムール帝国における交易の発展と都市の繁栄

イスラームと賭博 ―クルアーンの解釈と戒律の観点から―

長崎清国水兵暴動事件にみる修好条規締結前後の相互認識

17世紀カシーリー家の内紛と周辺諸勢力の動向

フランス領インドシナの幇公所制度と華人管理問題 ―保護領期カンボジアにおける租税制度分析を中心に―

16・17世紀のオスマン朝下における農村社会の貨幣経済化

イブン・ルシュドと12世紀環地中海世界 ―西欧とイスラームの枠組みを超えて―

マルコ・ポーロの実像 ―『東方見聞録』の元朝の記載を中心に―

14世紀末期から15世紀初頭における、琉球と朝鮮の交流の起点

近代以降のオスマン帝国陸軍の軍装と社会情勢の関連性

2013年度


16世紀前半におけるオスマン海軍とバーバリー海賊の帰順

オスマン朝期イスタンブルにおけるコーヒーハウスの実態 ―18世紀のイェニチェリ・コーヒーハウスを中心に―

ミマール・シナンの建築とその功績について

魏の後継問題と建安文学の関係性

1952年革命政権における社会主義化の要因について

中国古代の農民叛乱 ―黄巾の乱を中心として―

ヨルダンにおけるパレスチナ難民 ―シリア難民、イラク難民、レバノンのパレスチナ難民と比較して―

第二次世界大戦後のハワイにおける日中両移民の文化復興

正史論 ―「班馬の争い」に見る「正史」の在り方と中国史学―

六朝志怪書と知識人の関係について

アルメニア問題の背景と内容

サファヴィー朝の十二イマーム派化 ―サファヴィー教団の教義の変遷とその要因―

エジプト、カイロ・オペラハウスにおけるオペラ《アイーダ》初演 ―ムハンマド・アリー朝第5代総督イスマーイールの治世から―

明末遼東における李成梁・ヌルハチ関係についての一考察

オラービー革命の展開とその要因 ―19世紀エジプトにおける社会変容と国際関係―

西洋人の見たメヴレヴィー教団

マムルーク朝初期の黒海奴隷貿易におけるジェノヴァ商人