光電子ホログラフィーをシミュレーションするには、原理を理解することが重要です。
ソフトウエア 3D-AIR-IMAGE上で動作する、光電子ホログラムのシミュレーションソフトウエアです。
シミュレーションの手順についての概略を下記に解説します。
計算に使うクラスターを作成します。
シミュレーションパネルの説明です
光の入射方向、光電子の運動エネルギー、波動関数のタイプを設定します。
クラスターから元素と最近接原子間距離を読み取り、散乱計算用のポテンシャルを生成します。
部分波展開による散乱計算で、それぞれの軌道角運動量の散乱時の位相変化を計算します。
全ての原子に対して散乱波を計算します。
球面の投影法などの条件を設定し、干渉計算をしてホログラムの画像を得ます。
これでホログラムの計算が完了です。