神戸から世界へ
神戸GCP
Kobe Global Challenge Program
あいさつ
~神戸から世界へ~
神戸大学の特徴の一つは国際性です。海港都市・神戸の地で、いち早く世界とのつながりを育んだ歴史を背景に、本学は世界中に協定校を有し、活発な国際学術交流を積み重ねています。
この世界とのつながりは、言うまでもなく学生の交流を抜きに語ることはできません。従来から長期の交換留学の制度はありますが、これに加えて短期でも世界に足を運び、国内での学びからは得がたい体験・発見を通じ、広い視野、深い教養、高い専門性を身につけた人材を輩出するため、神戸大学には「神戸グローバルチャレンジプログラム」が用意されています。
神戸グローバルチャレンジプログラムでは、様々な学部がそれぞれの専門性を活かし、また大学教育研究推進室が全学的な観点から、世界各地でのフィールドワークやインターンシップなど多彩なプログラムを用意しています。また、学生の自主的な企画提案に基づいたプログラムも可能です。そうした企画提案を形にするためには、訪問先や現地での活動の具体化が必要ですが、本プログラムのコーディネーターがサポートを行います。
これらのプログラムで、個人旅行では得がたい貴重な経験をすることを通じ、昨日までの自分にはなかった「気づき」を得られるでしょう。それは「こんなことをしてみたい」という明日の自分を形づくるバネになります。
グローバル化はみなさんの日々の生活の隅々に入り込んでいます。自分が物理的に国境の向こうに行かなくても、向こうの「何か」がいつのまにか国境のこちら側に入ってきて、みなさんを包み込んできます。こうした世界の動きに受け身になるのではなく、むしろ自分から外に出て行って、その「何か」を自分の目で見極めて自分のものにする姿勢。大学で何を専門に学ぶにしても、こうした能動的姿勢は不可欠です。その姿勢を、みなさんが本プログラムで培うことを期待しています。
海外派遣教育部門長 林 良子
海外派遣先の一風景
GCPプログラム
神戸GCPは、海外等での実習に挑戦する前の事前学修、実習後に行われる事後学修を含めた多種多様な学外学修コースを開講し、参加学生の『3つのチカラ』―「チームワーク力」「自己修正力」「課題挑戦力」―の育成を図ります。これら多様な海外等での学修の成果は、総合教養科目「グローバルチャレンジ実習」として単位が授与(コースによって1単位または2単位。学部学生のみ)されます。
【全コース共通の学修の流れ】
GCP事前学修は、学修目標 を記載した「チャレンジシート(企画書・計画書)」を作成します。担当教員のシラバスに応じて学外学修の準備となる学修を行います。
カンボジアGCP春コースの事前学修
:JICA関西訪問と講義の様子
カンボジアGCP春コースの事前学修
:海外移住と文化の交流センター訪問と日伯協会による講義の様子
事後学修は、学外学修の振り返りを行い、その結果を記載した学修成果に関する「リフレクションシート(報告書)」を作成します。
学内体制
神戸グローバルチャレンジプログラム専門委員会が、各学部や学内他機関との連携の下、プログラムの運営・評価等を全学的に推進します。全学海外留学を推進するグローバル教育センター海外派遣教育部門において、海外活動に精通したコーディネーターが中心となり教育的効果の高いプログラムの立案実施を行うほか、危機管理に関する研修等を行います。成績や経済状況の要件を満たしている場合、学外学修期間に対し神戸大学基金等による経済的支援を受けることができます。
学外連携
本学はこれまで、国籍や専門を超えた海外同窓会ネットワーク(13拠点)の展開や、国際機関及びグローバルに事業を展開する企業等との様々な連携を進めてきました。本プログラムでは、これらのネットワークや、諸機関との繋がりを最大限に活用し、学外活動先の開拓及び、活動内容の充実化を進めていきます。