2022年8月6日に行われたサイエンスカフェ

「女性研究者に聞く!進学のこと,キャリアのこと 〜第3弾(午後の部)〜」

その模様をお伝えします!





8月6日開催のサイエンスカフェのポスター

今回開催のサイエンスカフェ「女性研究者に聞く!進学のこと、キャリアのこと ~第3弾~」は、信州大学に所属されている大学生・大学院生中村柚月さん信州大学総合理工学研究科理学専攻)と長田麻鈴さん信州大学教育学部現代教育コース)、小川あゆみさん(信州大学理学部理学科生物学コース)をお招きしてお話しいただきました。


当日は理学部主催の小学生向けイベント「サイエンスフェスタ」も開催されていたこともあり、小学生や中学生の方、また保護者の方にも参加いただきました!参加してくださった方々、ありがとうございました。

最初に発表してくださったのは中村さん。高校と大学の違いを比較して、自身が大学生になってからの生活がどのように変化したのか、自由度が上がり好きなことが更にできるようになったことを趣味の話を交えてお話しいただきました。その後、進路選択の話に移り、自身が高校生の時に理学部を志望するに当たって不安だったことや実際に理学部に入って良かったことをそれぞれ話していただきました。また、進学するにあたって長野に来て良かったことには「自然がたくさんある」と挙げられており、地球学コースとしてはよりよい環境であったことも話されていました。

次に発表していただいた小川さんは、理学部に進もうと思った理由について学校の先生の存在を挙げられていました。カメの甲羅と大量の貝殻を持って転勤してきた先生に教えてもらったことがきっかけで新潟県から信州大学に進学されたそうです。また、大学生になった自身のスケジュールを示しながら、どのように時間を使っているのか。また、生活がどのように変化したのかを高校生の当時と比較しながら話していただきました。

最後に発表していただいたのは長田さん。松本キャンパスからほど遠くない下諏訪町出身である彼女は中学生から高校3年生になるまでに何度も進路について悩んだことを話していました。文理選択、志望学部の変更など大きな選択で何度も悩んだ末、教育学部に進んだ流れを自身の考えを交えながら具体的に話していただきました。また、大学生になって変わったこととして、自己管理や自己責任の大きさの変化を挙げられており、周りから指摘されなくなるが故に課題や時間の使い方など管理しないといけない面が増えたことを挙げられていました。

お三方の講演の後、質疑応答の時間が設けられました。大学生のスタッフも参加者と一緒にグループに加わり、Zoomでの参加者も交えて和気藹々と疑問に思ったことや感想などを話し合いました。その後、実際にお三方に疑問などにお答えいただきました。最初は緊張されていた参加者の方もいましたが、大学生が加わったグループでは活発に意見交換がされていました!


また、今回も会場に参加された方やZoomで参加いただいた方にアンケートをとらせていただきました。学生の方からは「受験のこととか、自分の進路の決め方の参考になりました。理系がんばってみたいです」「大学生に対するあこがれがたくさんできました。興味あることに共感できて楽しかったです」といった感想や、「進学に関して、前よりも広い考えを持つことができた」といった意見をいただきました。