2022年86日に行われたサイエンスカフェ

「女性研究者に聞く!進学のこと,キャリアのこと 〜第3弾(午前の部)〜」

その模様をお伝えします!

今回開催のサイエンスカフェ「女性研究者に聞く!進学のこと、キャリアのこと ~第3弾~」は、信州大学に所属されている女性研究者の田川聡美先生(工学部物質化学科)と昆万佑子先生(教育学部数学教育分野)をお招きして様々なお話をしていただきました。


当日は理学部主催の小学生向けイベント「サイエンスフェスタ」も開催されていたこともあり、小学生や中学生の方、また保護者の方にも参加いただきました!参加してくださった方々、ありがとうございました。

最初に発表してくださった田川先生は現在されている助教という仕事がどのようなものなのか、1日や年間のスケジュールなどともあわせてわかりやすく教えていただきました。忙しい中でも自身のルーティンを大事にされており、自分らしくお仕事をされていました。次に、どのような選択をして現在の仕事に就かれたのかを小学生時代にまでさかのぼり話してくださいました。進路選択時にどのようなことを考えていたのか、どのような葛藤があったのかなどの内容もあり、参加されていた方々も興味を惹かれていました。

昆先生の発表では、あまり想像ができない数学の研究者の様々な内容についてお話いただきました。数学の研究はどのようにして行われているのか、論文が雑誌に掲載されるまでの流れなどなかなか知り得なかった情報が数多くありました。その後、数学の研究者になるための進路を大学以降の修士号や博士号の取得も含めてお話しいただきました。一番最後に話されていた「一番大事なことは『やり続けること』である」という内容には、大きくうなずかれていた参加者の方もいました。

お二人の講演の後、質疑応答の時間が設けられました。大学生のスタッフも参加者と一緒にグループに加わり、Zoomでの参加者も交えて和気藹々と疑問に思ったことや感想などを話し合いました。その後、実際にお二人に疑問などにお答えいただきました。最初は緊張されていた参加者の方もいましたが、大学生が加わったグループでは活発に意見交換がされていました!


また、今回も会場に参加された方やZoomで参加いただいた方にアンケートをとらせていただきました。「将来のことについてくわしく考えたことがなかったので、これから少しずつ考えていきたいです。」といった感想や、「高校の数学と、大学で学ぶ数学は大きく違っておどろいた。」といった意見をいただきました。