今回のイベントは、高校生が理工系進学に興味をもち、自身のロールモデルとなるような理工系大学生や社会人のキャリア形成を知ることを目的に開催されました。当日は、長野県内5社の理工系社員の方と、信州大学と公立諏訪東京理科大学の理工系学生・大学院生と参加した高校生とで理系進路選択後の大学生活や社会での活躍の場を知る機会となりました。

イベントは、大学生の司会進行のもと、前半では、参加企業のエプソンアヴァシス株式会社、東洋技研株式会社、信州ハム株式会社、日本綜合建設株式会社、信州大学医学部附属病院の方々に、それぞれの業務内容や理系の進路選択をした理由などをお話しいただきました。

エプソンアヴァシス株式会社の上條さんからは、高等専門学校で学んだ知識を生かして仕事していることや、小さいころの将来の夢を基に企業を選んだことをお話しいただきました。東洋技研株式会社の赤羽さん・古都さんからはそれぞれの持つスキルを活かして、同じ企業の違う部署で働いていること、職業の選択肢の広さや、企業選びの際に重視すべき点についてお話しいただきました。信州ハム株式会社の大野さん・清水さんからは高校時代頑張ったことや、大学や学部を選んだ理由、大学生活の楽しさなどについてお話していただきました。日本綜合建設株式会社の小野塚さんからは地質コンサルタントという職業についてや、職業・大学選びの理由などについて話していただきました。信州大学医学部附属病院の中西さんからは大学やその学部・職場を選んだ理由や、看護師の仕事内容・やりがいについてお話ししていただきました。

　それぞれの企業の特徴や仕事内容・楽しさ・やりがいについて知ることができ、また、発表してくださった方の大学や職業の選択についての考えが知ることができ、とても良い機会となりました。特に、高校生にとっては、普段知る機会の少ない社会人の仕事内容や、これからの進路選択についてのアドバイスをいただいたとても有意義な時間になったのではないでしょうか。

後半は、参加企業の方々と大学生・高校生が6つのテーブルに分かれて交流会を行いました。高校生はそれぞれ３つのテーブルを回り、特徴の異なる企業や大学生とそれぞれ交流し、前半の会での疑問点の解消や、大学受験や職業選択をどのように考えていくのかなど、熱心に質問していました。

　各テーブルでは、それぞれ感想や感じたこと等を模造紙に記入してもらいました。たくさんの話題が挙がり、どのテーブルも大いに盛り上がっていました。