2022年6月3日に行われたサイエンスカフェ

「女性研究者に聞く!進学のこと,キャリアのこと 〜第1弾〜」

その模様をお伝えします!

6月3日開催のサイエンスカフェのポスター

今回開催のサイエンスカフェ「女性研究者に聞く!進学のこと、キャリアのこと ~第1弾~」は、今年初めて行われた取り組みであり,今回のイベントでは、信州大学理学部地球学コースを卒業し、理系分野のキャリアに就いた女性研究者2名をお呼びして、進学・キャリアに関する内容を講演していただきました。


当日は松本市内、また諏訪市などさまざまな地域から高校生、学校の先生、保護者の方など多くの方に参加いただきました!参加してくださった方々、ありがとうございました。

初めての試みということもあり、講演者、スタッフともに緊張感に包まれる中イベントがスタートしました。

最初に発表を行なってくださったのは,釜江萌美さん(国立環境研究所)。大学で地質学を学んだ後、大学院で気象分野とそれに必要なプログラミングを学び、2回の転職を経て現在の職に就かれたそうです。

キャリアの話に加え、現在働かれている国立環境研究所の役割や,仕事に関連したテーマである気候変動について,気候変動の原因を少なくする「緩和」と気候変動の影響に備える「適応」という2つの主題を軸に話をしていただきました。

次に発表をしていただいた橋本詩織さん(基礎地盤コンサルタンツ)は、大学で地質学を学んだ後、地質系社員として資源開発企業に入社したのち、結婚やSEへの転職、産休を経て、再び地質系コンサルティング企業に入社されたそうです。

進学のきっかけとキャリアの話、現在の仕事に関するお話に加え、キャリアとは何か、また女性の就業状況についての話もしていただきました。

その後、来場された方やZoomで参加いただいた方より、進路選択や就活に関しての質疑応答が多くなされ、さまざまな視点よりいただいた疑問に、二方の経験などの話も交えて回答していただきました。


また、会場内では来場された方にアンケートを実施させていただきました。特に高校生の方からは、「自身の進路について不安を持っていたが、自分が興味を持った、やりたかった分野で進学や仕事を考えてもよいのだと感じることができた。」といった内容や、「実際に特定の分野で働いている人たちの話を聞くことにより、イメージが湧きづらかった仕事に対して具体的な内容を知ることができた。」などの意見をいただきました!