101-171Q
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薬物Aは、静脈内投与後、肝臓における代謝と腎排泄によってのみ消失し、正常時は肝クリアランスが全身クリアランスの80%であること、腎排泄は糸球体ろ過のみによって起こることがわかっている。
ある肝疾患患者において血中アルブミン濃度の低下により、薬物Aの血中タンパク非結合形分率が2倍に上昇し、肝クリアランスは4分の1に低下していた。
この患者に対し、正常時の2分の1の血中濃度時間曲線下面積(AUC)が得られるようにするには静脈内投与量を正常時の何%にすればよいか。1つ選べ。
ただし薬物Aの体内動態にはいずれの場合にも線形性が成り立つものとする。
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