ご挨拶 (2026.4)
薬物動態学研究室 教授 北市清幸
平素は皆様には大変お世話になっています。
私が母校に戻ってから12年目、大学は法人化2年目に突入しました。
戦争が続く不安な状況もありますが、私としては、今年度も学生と大学そして社会にとってよき一年となることを心より祈念していきたいと思います。
この3月には、6年生4名が研究室を巣立ち、それぞれ希望する病院、製薬企業等に就職しました。また、大学院生の左高さんが無事に学位を取得しました。機能性食品開発学寄附講座はその役目を達成し、2025年度で幕を閉じることになりました。
研究室は、スタッフ5名、学部生23名、大学院2名、客員共同研究員6名の総勢36名で新年度を迎えました。
研究室には、特任教授として、機能性食品開発学寄附講座 前特任教授の横井 毅先生をお迎えしました。また、学位を取得した左高さんには客員共同研究員として引き続き研究を行ってもらいます。さらに、奥山葉奈さんを新たに博士前期(修士)課程にお迎えしました。
昨年は、思いもかけず各方面からお声がけを頂き、2027~2029年度にかけて3学会の開催を引き受けることになりました。2027年の第43回 日本TDM学会・学術大会【TDM2027】が皮切りとなりますが、日本TDM学会の悲願として12年ぶりの日本開催を勝ち取った2029年開催の27th International Congress of Therapeutic Drug Monitoring & Clinical Toxicology【IATDMCT2029】までを成功に導くべく、研究室一丸となって頑張りたいと考えています。
大学法人化による起業・兼業解禁を迎え、昨年4月には本学OBの土佐秀樹氏と共に、岐阜薬科大学発ベンチャーの第1号となる「株式会社コスメヘルス」を設立し、「大學飴」「生薬湯」の販売を開始しました。
研究では、今年度も引き続き、危険ドラッグに関する研究、岐阜大学精神科等と連携した精神疾患における遺伝子解析研究、病院と連携した薬物適正使用に関する研究、企業からの受託研究、共同研究を進めていく予定です。
藤田医科大学を主幹校とする「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に連携校とである本学は、「世界トップレベルの精神・神経病態研究拠点を形成し、唯一無二のアカデミア創薬エコシステムを確立する」という課題に取り組んでおり、研究室では、新規薬剤の脳内送達性の改善とヒトでの投薬シミュレーションを行う研究プロジェクトを開始しました。
大学院薬学研究科長としては、人生100年時代のキャリア設計における重要なパーツとなる博士課程進学による高い研究力と問題解決能力の獲得を学生に促しながら、大学院改革にも取り組んでいきたいと考えています。その上で、博士課程学生の経済的支援から成果の社会実装に至る課題を整理しながら、大学院をさらにより良いものに整備していきたいと考えています。
多忙な2025年でしたが、大学運営会議委員、研究科長、地域連携推進センター長として更なる本学の発展を学長と共に正しく進めると共に、学会運営にも携わりながら、教室の学生はもとより全学の学生によりよい学習・研究環境が影響できるように努力していきたいと思います。さらに、研究室の学生には今の時代を生き抜く力を磨けるような環境を研究を通じて与えていきたいと思います。
皆様には引き続き岐阜薬科大学と当研究室への温かいご支援とご指導、ご鞭撻を宜しくお願いします。
薬物動態学研究室では、学生のさらなる成長を期待し、様々なチャンスを与えたいと考えています。
研究に挑戦するというチャンス
学会発表や論文作成に挑戦するというチャンス
社会貢献をするチャンス
挑戦を通じ、自己変革、自律を試みるチャンス
心が変われば 行動が変わる。行動が変われば 習慣が変わる。
習慣が変われば 人格が変わる。人格が変われば 人生が変わる。
by William James (1842-1910)
セカンドモットー:
Cool Work, (but) Warm Heart