103-167A
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（答 2：陰イオン交換樹脂であるコレスチラミンは、酸性物質であるプラバスタチンを吸着し、その吸収を阻害する。）
（答 3：経口製剤の絶対的バイオアベイラビリティは、その製剤を経口投与した際の血中濃度時間曲線下面積(AUC)を、等量の同一薬物を静脈内投与した際のAUCで除したものに等しい。）
解説
本問も誤答を排除しながら考える。
重要公式
BA（F）= AUCpo / AUCiv・・・①
1．（誤）メロペネムは注射剤である。実習を経ていれば容易に解答できる。BAに関する資料は調べた限り見つからない。
5．（誤）直腸下部から吸収された薬物（坐剤）は、門脈を経ずに下大静脈に入るために、肝初回通過効果を受けない。
3．（正）①より正解。
2．（正）陰イオン交換樹脂コレスチラミン：酸性薬物や脂溶性の高い中性薬物に吸着し、吸収を低下させる。代表的な併用注意薬にはワルファリン、ジギトキシン、プラバスタチンがある。
4．（誤）非拡散水層の拡散速度に依存するのは脂溶性（疎水性）薬物であり、水溶性（親水性）薬物ではない。