配属希望者の方へ

水産情報解析学の研究室に興味をお持ちいただき、ありがとうございます。本研究室では、持続可能な(≒儲かる)水産業への貢献を目標に、情報科学を切り口に、水産業の生産・流通・消費に至る水産業システムの最適化を探り、儲かる水産業のあり方を提案しています。

私たちは、とにかく現場に行き、漁業者等との意見交換を通して水産現場の課題を見つけ、関係者と一緒に取り組みながら、情報科学を駆使して課題を解決していきます。そのため、海洋レーダーで海の流れを計測、ズワイガニ資源量の推定、養殖魚のブランド化など、他大学、国や地方公共団体、民間企業と協働しながら、情報科学を切り口に色々な研究を行っていきます。

これらの研究に携わりたい方、データサイエンス力を身につけたい方、積極的に学会発表したい方、本物のビジネスを学びたい方など、幅広く学生を募集しています特に、現場の課題解決に前向きで、人と関わるフィールドが好きで、プログラミングによる実装が好きな方は大歓迎です。

福井県立大学内の方へ

配属:例年、3年生の8~9月頃に希望調査が行われます。私が関係する水産ビジネス情報解析分野の指導教員は、社会科学を専門とする東村玲子准教授と情報科学を専門とする渡慶次の2名の体制ですが、指導教員で研究教育内容や指導方針も大きく異なります。そのため、水産情報解析学の研究室を希望する学生は、分属希望研究室調査票を提出する前に、直接研究室に訪問して、研究テーマなどについて話し合うようにしてください。


推奨すべき授業や資格 :事前に受講すべき授業はありませんが、研究室ではプログラミング言語Pythonを基本的に使用します。それと関係するTパスポート、基本情報技術者の資格取得を推奨します。また、ビジネス分野での情報科学も対象としているので、簿記、ファイナンシャルプランナーなどの資格取得もおすすめしています。配属後は、プログラミングを学べるeラーニングの講座も準備しているので、これからプログラミングを学びたい学生も大歓迎です。


進路:本研究室では、近年は大学院への進学する学生が多く、私も推奨しています。もちろん、進学や学部で就職するケースでもしっかりとサポートしますのでご安心ください。

他大学・社会人の方へ

水産情報解析学の研究室では、他大学や社会人から博士前期・後期課程の学生としての配属希望者を受け入れており、2024.4現在も社会人学生2名います。ご希望の方はまずは渡慶次までご連絡ください(tokeshi@fpu.ac.jp)。その際、過去の研究実績,配属後の研究計画などを意見交換していくことになります。いずれの場合も入学試験に合格する必要がありますので、福井県立大学の入試情報をご確認ください。