センサデータ取得実験のお知らせ
知能化モビリティ研究室では,スマートシティにおけるモビリティの研究に取り組んでおります.その一環として,モビリティに搭載されたセンサや路側に設置されたセンサで公共交通空間での交通流の計測を行い,それのデータを活用した新たなモビリティ制御手法の開発に取り組んでます.このページではその一環として実施している公共交通空間でのセンサデータの取得実験について説明いたします.
研究代表者
東京大学大学院 工学系研究科 機械工学専攻 講師 伊藤太久磨
研究課題名
スマートモビリティのための交通流特徴分析の研究
研究の目的
歩行者や自転車利用者の交通量や移動速度を解析するために,カメラで計測した映像データとレーザセンサで計測した点群データ,ミリ波レーダで計測したミリ波反射データを取得いたします.解析結果は知能化モビリティの自律制御に用いられます.
研究のための費用
本研究は,文部科学省科学研究費補助金および東京大学の運営費により実施されます.
研究を実施する研究者
研究代表者ならびに研究代表者の指導のもと本研究計画に参加している本学の学生が実験を実施いたします.
実施期間
2024年1月15日より2028年3月31日まで断続的にデータ収集を予定しております.
実験エリア
東京大学本郷キャンパス構内工学部エリア
(詳細情報は実施に合わせて随時更新します.)
2024年5月7日より下記エリアにてデータ収集を行います.
実験手法
パーソナルモビリティや実験用路側観測システムにカメラ,レーザセンサ,ミリ波レーダを搭載し,周辺交通空間のセンサデータを取得いたします.図1に実験で使用するパーソナルモビリティの外観を示し,図2に実験で使用する実験用路側観測システムの外観を示します.また,これらのシステムで計測されるデータの例として,図3に画像データの様子を示し,図4に点群データの様子を示します.
取得されたセンサデータ(一次データ)からまず歩行者や自転車利用者を検出し,時系列での位置情報を算出します.その後,時系列での位置情報を基に二次データとして交通量(人/時)と移動速度(m/s)の解析を行います.
本実験で取得される画像データや点群データ,ミリ波反射データの一次データは本研究でのみ使用しますが,一次データを利用した分析の結果として得られた交通量や移動速度等の二次データは本研究以外の他の研究でも活用する事があります.
図1. 実験用パーソナルモビリティの外観
図2. 実験用路側観測システムの外観
図3. 計測される画像データの一例
図4. 計測される点群データの一例
個人情報の取り扱いについて
収集された一次データはストレージに保存し,当研究室の中で鍵のかかる金庫の中で保管いたします.
収集された一次データは本研究でのみ使用いたします.
収集された一次データは研究終了後に5年間保存し,その後適切に廃棄いたします.
個人を識別するデータ(顔を含むカメラ画像)は一次データのみに含まれており,一次データの分析結果である二次データには個人を識別するデータは含まれていません.
研究成果を学会や論文誌等で発表する際には,個人の特定ができない様にした上でそのデータを提示する事があります.
本件に関するお問い合わせ先
本件に関する問い合わせ先
本件に関するお問い合わせにつきましては,下記までお願い申し上げます.
担当学生:機械工学専攻 修士課程学生 楊 健宇 ,西 真理夏
メールアドレス:yang-jianyu902[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp , nishi-marika568[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp
([at]を@に置換してください.)
担当教員:機械工学専攻 講師 伊藤 太久磨
メールアドレス:takumaito[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp
([at]を@に置換してください.)