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政治

都市政治論

  中央大学法学部 編

 ・A5判・並製・316頁 

 ・定価:2,970円(本体2,700円)(10%税込)

 ・ISBN:978-4-8057-1160-6

 ・2023年発行


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本書は都市政治論の教科書である。コミュニティやレジーム、社会運動の歴史、参加・協働・住民投票、広域行政と中央地方関係、自治体選挙と地域政党、自治体議会、首長と都市官僚制、公共政策、グローバリゼーションとエスニシティ、貧困、まちづくり、ダイバーシティについて論じている。その特徴は第1に地方自治の法制度論ではなく、権力論、ガバナンス論、市民社会論の文脈から論じている点である。第2に講義や演習で用いることができるようにコンパクトな章立て構成としたことである。第3に体系的な教科書をめざすと共に、都市社会学や政治過程論の研究蓄積を前提にして、かつ現代的なトピックを含めた章立て構成をしている点にある。 

主要目次

序章 都市政治とは何か

第1章 都市政治をめぐる分析視角と理論展開

第2章 都市における社会運動

第3章 参加・協働と住民投票

第4章 GCRとリージョナリズム

第5章 自治体選挙と地域政党

第6章 自治体議会と条例・財務

第7章 首長と都市官僚制

第8章 都市政治と公共政策

第9章 グローバリゼーションとエスニシティ

第10章 都市の貧困と社会包摂

第11章 都市とまちづくり

第12章 ダイバーシティと都市生活 


著者紹介

武智 秀之 (たけち ひでゆき) [序章・第10章]  中央大学法学部教授

小林 大祐 (こばやし だいすけ) [第1章・第3章]  大東文化大学法学部准教授

中澤 秀雄 (なかざわ ひでお) [第2章・第4章]  上智大学総合人間科学部教授

牛山 久仁彦 (うしやま くにひこ) [第5章]  明治大学政治経済学部教授

江藤 俊昭 (えとう としあき) [第6章]  大正大学社会共生学部教授

礒崎 初仁 (いそざき はつひと) [第7章]  中央大学法学部教授

秋吉 貴雄 (あきよし たかお) [第8章]  中央大学法学部教授

日野原 由未 (ひのはら ゆみ) [第9章]  岩手県立大学社会福祉学部准教授

工藤 裕子 (くどう ひろこ) [第11章]  中央大学法学部教授

斉田 英子 (さいた えいこ) [第12章] 中央大学法学部兼任講師、㈱ヒンメル・コンサルティング顧問 

法学

日本比較法研究所翻訳叢書  87 

欧州金融規制

分野横断的側面からの分析

ヴィール・コラート

ダニー・ブッシュ

トーマス・インカルザ 編著

杉浦 宣彦 訳

・A5判・並製・712頁

・定価: 9,350円(本体8,500円)(10%税込)

・ISBN 978-4-8057-0388-5

・2023年発行


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近年、世界的に金融サービスの多様化に伴い、従来の銀行・証券・保険といった業態別の規制では十分に対応できない状況になっている。本書は欧州におけるその現状をベルギー・ルーヴァンカソリック大学を中心として欧州中から集まった研究者や実務家が分析した、論集を翻訳したものである。概念的フレームワーク、金融システムの安定性、利用者保護、市場・金融監督などのパートに、コーポレートガバナンスやアウトソーシングなど、急激に変化しつつある欧州金融ビジネスの中で検討すべき新たな課題も含んだ内容となっている。訳者はルーヴァンカソリック大学客員研究員であり、広く法制度整備に関わった元金融庁研究官である。 

主要目次

第一部 概念的フレームワーク

第1章 ポスト分野別時代における金融規制の問題―状況設定―

第2章 金融業の機能

第3章 欧州連合における金融規制の目的と実施

第4章 分野横断的観点でのフィンテック規制

第5章 規制への分野横断的なアプローチと監督のツインピークスシステム

    ―オランダの場合―

第二部 金融システムの安定

第6章 システミックリスクの規制―分野横断型アプローチ―

第7章 ミクロプルーデンス規則に関する分野横断型分析

第8章 コーポレートガバナンス

第9章 金融分野における紛争解決手段―分野横断的規定は必要か?―

第10章 単一の分野横断型保障制度の必要性はあるのか?

第11章 外部委託における分野横断的な競争環境

第三部 利用者保護

第12章 保護の範囲―単一基準の根拠はあるか?― 

第13章 銀行、投資、保険商品についての商品情報

第14章 サービスの品質をめぐるルール(ビジネス行動規範)

第15章 金融セクターによる利益相反とその誘因

第16章 金融商品への介入―分野横断的分析―

第四部 金融商品と内部市場

第17章 EUにおける金融監督と規制の制度的アーキテクチャーへの全体的アプローチ

第18章 EUの金融機関が国境を超えた場合、何が起こるか?

第五部 概論と結論

第19章 概論と結論

訳者紹介

杉浦 宣彦(すぎうら のぶひこ)中央大学大学院戦略経営研究科 教授

中央大学大学院法学研究科博士後期課程修了(博士(法学))

香港上海銀行、金融庁金融研究研修センター研究官、JPモルガン証券シニアリーガルアドバイザーを経て現職。

中央大学学術シンポジウム研究叢書13 

グローバル文化史の試み

縄田雄二・小山憲司 編 

・A5判 278頁

・定価 :3,300円(本体3,000円)(10%税込)

・ISBN 978-4-8057-6193-9

・発行 2023年


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地球はその長い歴史の過程において、さまざまな文化を生んできた。文学、演劇、オペラ、科学、人文学――これらの文化現象は、あらためてグローバル史の文脈に置きなおす必要がある。中央大学における共同研究が生んだ論集。「世界の諸地域、諸時代の文化についての学術情報」の章は、研究についての研究である。研究対象とする地域や時代が異なると、学術情報の扱い、その流通のしかたはいかに変化するか。本書は、近年盛んな学術情報流通研究にも、比較文化的視点からの貢献を試みる。 

主要目次

第Ⅰ部 交流の無い二地域の文学を比較する

第1章  1000年―1340年ドイツ語圏と日本の歌集―比較の試み―

第Ⅱ部 ユーラシアの科学と文化

第2章  グローバルに文化を問うこと―作図についてモンゴル帝国期東西天文学交流を例に―

第Ⅲ部  上演空間と舞台芸術―比較演劇史の一視点―

第3章  映写技術と舞台―光、空間、政治的身体―

第4章  上演空間、舞台芸術、筆記面の歴史としての世界演劇史

第Ⅳ部  現代オペラの国際性

第5章  オペラを通して「アフリカ」に出会う ―現代の上演の現場から―

第6章  細川俊夫作曲マルセル・バイアー台本のオペラ「地震・夢」

第Ⅴ部  世界の諸地域、諸時代の文化についての学術情報

第7章  人文学と学術情報流通

第8章  楔形文字資料と人文情報学

第9章  中国と琉球の学術研究の舞台裏

第10章  資料とそのゆくえ

編者・執筆者・訳者紹介

縄田 雄二(なわた ゆうじ)   人文科学研究所研究員・中央大学文学部教授

小山 憲司(こやま けんじ)   社会科学研究所研究員・中央大学文学部教授

寺田 龍男(てらだ たつお)   北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院特任教授

𠮷野 朋美(よしの ともみ)   人文科学研究所研究員・中央大学文学部教授

諫早 庸一(いさはや よういち) 人文科学研究所研究員・北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター助教

Kai van Eikels(カイ・ファン・アイケルス) ボーフム・ルール大学演劇学科上級教員

森岡 実穂(もりおか みほ)   人文科学研究所研究員・中央大学経済学部教授

唐橋  文(からはし ふみ)   人文科学研究所研究員・中央大学文学部教授

水上 雅春(みずかみ まさはる) 人文科学研究所研究員・中央大学文学部教授

鈴木 俊幸(すずき としゆき)  中央大学文学部教授

石橋 悠人(いしばし ゆうと)  人文科学研究所研究員・中央大学文学部教授

教育とICT
   伊藤 篤 編著

・A5判・上製 262頁

・定価:3,410円 (本体3,100円)(10%税込)

・ISBN 978-4-8057-2274-9

・発行 2023年


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未曾有のコロナ禍の2020・2021年、Zoom等を使ったリモート授業やWebサーバを利用したオンデマンド授業など、ICTを利活用した教育が一般化したが、教育とICTの関わりの本質を理解した上での活用とは言い難い。本書は、中央大学経済研究所の研究員が、ICTの教育への応用とICTの教育に関する様々な事例まとめたものであり、afterコロナ時代において、ICTの教育への利用についての考えを整理したい人にヒントを与えてくれる。1章の、対面授業再会後の学生の反応は、コロナ後の授業のありかたを考えさせる。また、3〜5章ではAI・データサイエンス教育の事例を具体的に解説しており、導入の参考になる。 

主要目次

第1章 ICTの教育利用の動向

第2章 情報環境の発展と遠隔教育について

第3章 AI・データサイエンス教育の方法論

第4章 大学におけるデータサイエンス教育の展望

第5章 ロボットを利用したAI教育

第6章 英語の学習・教育とICT

第7章 空間および他者認識の育成を目的とした情報リテラシー教育

第8章 日米の大学教育の比較と、日本の大学教育への提言

執筆者紹介

(執筆順)

伊藤  篤 (いとう あつし)   研究員(中央大学経済学部教授)    

佐藤 文博 (さとう ふみひろ)  客員研究員(一般社団法人情報環境研究機構/中央大学名誉教授)

辻   智 (つじ さとし)    大阪公立大学研究推進機構特任教授

鳥居鉱太郎 (とりい こうたろう) 研究員(中央大学経済学部准教授)

佐々木 陽 (ささき あきら)   客員研究員(㈱GClue代表取締役)

原田 康也 (はらだ やすなり)  客員研究員(早稲田大学法学学術院教授)

平松 裕子 (ひらまつ ゆうこ)  客員研究員(中央大学経済学部客員講師)

榊原 英資 (さかきばら えいすけ)インド経済研究所理事長

中央大学人文科学研究所研究叢書 79 

リアリティの哲学

寺本 剛 編著


・A5判  184頁

・定価 : 2,200(本体 2,000円)(10%税込)

・ISBN 978-4-8057-5362-0

・2023年発行


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西洋哲学における重要なテーマの一つである「実在」。それは古代から現代に至るまで、形而上学、存在論、認識論の中で脈々と探究されてきている。一方で、科学技術の発展は、私たちに虚構と現実、嘘と真実といったリアルをめぐる新たな実践的問題を突きつける。リアリティの哲学は、実在というコンセプトを軸に、哲学の伝統と応用哲学的な問題を結びつけ、新たなフィールドを切り開く。私たちの生において複雑に絡み合っている「リアル」の問題をそれぞれの執筆者の視点から自由に追求する、新しい哲学領域への第一歩となる挑戦的論文集。 

主要目次

現実と実在と潜在と

破壊の形而上学へ

ホワイトヘッドの哲学から考えるクオリアのリアリティについて

実在の経験と根源的相対主義

『マトリックス』の世界でのリアリティを考える

ハイパーオブジェクト時代におけるリアリティ

法学

日本比較法研究所研究叢書129 

憲法と国際私法
基礎理論と児童婚規制

山内 惟介 著

・A5判・上製・792頁

・定価: 10,450円(本体9,500円)(10%税込)

・ISBN978-4-8057-0829-3

・2023年発行


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国会が国内法の立法権を有し、日本国が締結した条約・確立された国際法規に国内法源性が認められることは憲法に明記されている。立法過程に関与していない外国法に国会が国内法源性を付与できるとする憲法上の根拠は何かという原理的な問いに憲法は沈黙したままである。外国法適用の根拠を国際礼譲に求める者は憲法の第何条がその根拠なのかを説明する責任がある。憲法からの回答は国際私法体系を見直す契機となり得る。公序を適用してシリア難民夫婦の児童婚の成立を認めないとする牴触法的規律に対し、憲法の人権規定はどのように位置付けられるか。多文化主義のもとで、外国法文化をどのように受け止めるか、今なお大きな課題である。 

主要目次

第Ⅰ部 憲法・外国法・国際私法

 第1章 憲法と外国法

 第2章 外国法と国際私法

 第3章 外国法の解釈

 第4章 近代憲法と宗教法

 第5章 憲法・外国法・国際私法の「婚姻」概念

 第6章 Auslä ndisches Recht im Staatsrechtssystem

第Ⅱ部 児童婚とドイツ国際私法

 第1章 児童婚の意義と問題生起の背景

 第2章 バンベルク上級地方裁判所2016年5月12日決定

 第3章 児童婚撲滅法の成立過程とその評価

 第4章 諸国法制にみる児童婚規制

 第5章 連邦通常裁判所2018年11月14日決定

 第6章 日本法と児童婚規制

著者紹介

山内 惟介(やまうち これすけ)中央大学名誉教授


<主な著書>

『海事国際私法の研究―便宜置籍船論―』(中央大学出版部、1988 年)

『国際公序法の研究―牴触法的考察―』(中央大学出版部、2001年)

『国際私法・国際経済法論集』(中央大学出版部、2001 年)

『国際会社法研究 第一巻・第二巻』(中央大学出版部、2003年、2021年)

『比較法研究 第一巻~第三巻』(中央大学出版部、2011年、2016年、2017年)

『Japanisches Recht im Vergleich』(中央大学出版部、2012年)

『21世紀国際私法の課題』(信山社、2012年)

『国際私法の深化と発展』(信山社、2016年)

『地球社会法学への誘い』(信山社、2018年)