JABEE

電気電子工学科の教育プログラム、エレクトロニクス・情報通信コース(General Electronics Education Program、以下 GEEP とする)では、国際的な視点で物事を思考する能力を持つ質の高いエンジニアの育成を目指しています。GEEP はその教育プログラムの内容が国際的に通用する電気電子エンジニア育成のためのプログラムとして妥当なものであるとの認定を受けるため、平成 17 年 11 月から日本技術者教育認定機構(Japan Accreditation Board for Engineering Education、以下 JABEE とする)による審査を受審しています。これまでに JABEE の基準を満たした優れた教育プログラムであるとの「認定」を受けています(関西の電気電子系私立大学において最初のJABEE認定プログラムです)

JABEE 認定に向けての電気電子工学科の取組み

電気電子工学科では、JABEE 認定基準に基づいた教育プログラムを(電気電子通信工学科の前身にあたる電気電子工学科における)2003 年度から実施しています。教育プログラムの実施状況について、最近では2016年 11 月に JABEE 審査員による実施審査が行われ、その結果、認定を受けることができました。

日本技術者教育認定機構(JABEE) とは

日本技術者教育認定制度(JABEE)とは、大学等の高等教育機関が実施している「エンジニア養成のための教育プログラム」が社会の要求を満たしているかを審査・評価し、JABEE の要求基準を満たしている教育プログラムに「認定」を与える制度のことです。審査の結果、JABEE認定基準を満たしていると評価されれば、その教育プログラムの修了者は JABEE 認定プログラムの修了者であると認定されます。

JABEE 認定の条件

JABEE は「教育プログラム」を認定するための基準を設けています。2012 年度に改訂された認定基準には基準1~4および分野別要件が存在し、教育プログラム側はそれらを全て満たしていることを文章、資料等で客観的に示す必要があります。

JABEE 認定プログラムの修了者と修習技術者

「技術士」という技術者に対する資格制度が日本には存在します。JABEE認定プログラムの修了者は「技術士」の第一次試験の合格者と同じ「修習技術者」となり、「技術士補」になるための資格を持ちます。技術士は、電気電子分野に留まらず、世の中の様々な工学分野において活躍しており、技術者にとって非常に権威のある国家資格のことです。また、JABEE 認定プログラムの修了者は、エンジニア養成のための専門教育を受けたと客観的に認められたことになるので、就職や進学に関してアピールできる要素になり、良い評価が受けられるものと考えられます。