電気電子工学科では、ディプロマ・ポリシーを達成するため、「エレクトロニクス・情報通信コース」、「エネルギー・環境コース」の2つのコースを設け、以下のようなカリキュラムを設置しています。
工学分野全般(ハードウェアからソフトウェアまで)の幅広い基礎知識を修得すると共に、これらの知識を具体的な工学的問題に応用できる能力を養うため、「基礎物理学および演習」、「物理学および演習」、「物理学概論および演習Ⅰ・Ⅱ」、「微分積分学Ⅰ・Ⅱ」、「線形代数学Ⅰ・Ⅱ」、「情報処理基礎」、「電気回路Ⅱ」、「電磁気学Ⅰ・Ⅱ」、「基礎電子回路」、「卒業研究」、「卒業研究ゼミナール」で構成される科目群「A 電気電子工学全般の基礎知識とその応用力」を設けています。
これらの科目の単位修得のために、数学と物理学または化学の基礎知識、英語ならびにコンピュータに関する技能が必要です。これらの科目の履修によって、自然科学で扱う現象の表現、情報処理機器を用いた文書・プレゼンテーション資料等の作成、諸現象の表現・モデル化、電気電子工学における応用分野との関連付けと内容の説明ができるようになります。
工学的基礎課題を理解し、計画に従って実行・解析する能力を養うため、「基礎ゼミ2」、「プログラミング実習1」、「電気電子工学実験」、「電気電子工学実習」、「エレクトロニクス・情報通信実験」、「エネルギー・環境実験」で構成される科目群「B 遂行計画に従って実行する能力」を設けています。
これらの科目の単位修得のために、論理的な問題への取り組み、計画的な物事の進行と解決法の抽出、解決にむけた取り組みのための資質が必要です。これらの科目の履修によって、課題に対する適切な解決法の立案、課題の遂行と得られた結果・データの解析と考察、計画にもとづいて装置・器具を安全に用いた実験・シミュレーションができるようになります。
情報をまとめ、正しい日本語で報告書を作成し、口頭発表できる能力を養うため、「英語演習1」、「英語演習2」、「TOEIC1」、「TOEIC2」、「オーラルイングリッシュ1」、「オーラルイングリッシュ2」、「エレクトロニクス・情報通信実験」、「エネルギー・環境実験」、「基礎ゼミ1」で構成される科目群「C コミュニケーション能力」を設けています。
これらの科目の単位修得のために、基本的な読解力、自分の考えや行動を文章として記述する能力、英語ならびに情報に関する技能が必要です。これらの科目の履修によって英語の大意の汲み取り、情報の集約、正しい日本語を用いた報告書の作成と口頭発表ができるようになります。
技術者の社会的責任、科学・技術の安全性、経済性を考慮した技術と社会との関わりを自覚する能力を養うため、「技術と倫理」、「国際経済と企業の国際化」、「国際化と異文化理解」、「国際社会と日本」、「ビジネスモデルとマネジメント」、「メディアの読み方」で構成される科目群「D 技術者としての基礎的能力」を設けています。
これらの科目の単位修得のために、電気・電子工学に関する興味と学ぶ意欲、科学技術を、その意義を理解した上で社会に役立てようとする意志、思考力・判断力・表現力等の能力、社会への貢献と公益への寄与を果たす取り組みのための資質が必要です。これらの科目の履修によって、技術者倫理の理解と説明、技術と社会の関わりの説明、様々な人間の価値観・感受性や精神活動の理解と他者・他国の視点の尊重ができるようになります。
自ら新しい知識や情報を得て、自主的・継続的な学修を生涯にわたって行う能力を育てるため、「エンジニアリングデザイン実験」、「卒業研究」で構成される科目群「E 自主的、継続的に学修する能力」を設けています。
これらの科目の単位修得のために、継続的な学修を行う習慣を身につけていることが必要です。これらの科目の履修によって、自ら新しい知識や情報を獲得し、自主的・継続的に学修できるようになります
目標達成に向けて様々な観点から問題点を整理し、解決法を抽出して計画・実行できる能力を養うため、「エンジニアリングデザイン実験」で構成される科目群「F エンジニアリングデザイン能力」を設けています。
これらの科目の単位修得のために、論理的な問題への取り組み、計画的な物事の進行と解決法の抽出、解決にむけた取り組みのための資質が必要です。これらの科目の履修によって、問題点を整理して解決法を見出して計画的に実行できる「エンジニアリングデザイン能力」が身につくようになります。