こちらは動画によるプログラムの説明です。英語の字幕が表示できますので、日本語の苦手な方は字幕を表示してご覧ください。
This is a video explanation of the program. English subtitles can be displayed, so if you are not good at Japanese, please turn on the subtitles.
みなさんが活躍する社会では,デジタル技術が必須になります。
でもそれは,ITの専門家である必要はありません。
デジタル技術によって
どう変わるのか,どんな幸せがもたらされるのか
それが理解できることが重要です。
デジタル技術によって
何を変えてほしいのか,何を変えるべきなのか
それがわかるのがDX博士人材です。
北海道大学副学長・大学院理学研究院教授
事業統括 石森 浩一郎
本プログラムでは,本学のミッションである「世界の課題解決に貢献する北海道大学」のもと,強く社会に求められているデジタル・トランスフォーメーション(DX)改革を牽引する研究人材を育成します。そのため,本学の強みであるデータサイエンス教育,データ駆動および理論先導型研究を生かして,
ITやAIに関する知識やDXを正確に理解し,それらを自らの研究に応用できる力 = DX推進力
デジタル技術を応用して自らの研究や社会の課題を抽出し解決する力 = 課題抽出解決力
異なる研究分野と自らの専門分野を融合して新たな研究分野を切り開くことのできる力 = 異分野融合展開力
多様な立場を持つ研究者やステークホルダーと協働する力 = 国際コミュニケーション力
を涵養することで主体的研究力の向上を目指します。
本プログラムでは,学生に挑戦的・融合的な研究の発想に必要な素地となる前述の「4つの力」に加えて,発想した研究テーマを推進し実行する主体的研究力(これらを合わせて「4+1の力」とする)の向上のため,系統的かつ包括的研究支援を行ない,合わせてその出口であるキャリアパス開発を支援します。
主体的な学びの場では,DX推進力,課題抽出・解決力,異分野融合展開力,国際コミュニケーション力の4つの力を向上させることを目的とし,学生の自己分析に基づき,メンターの助言を参考に,必要な力を計画的に学修できる環境を提供します。その内容はデータサイエンス教育,アントレプレナー教育,分野横断型教育,実践的国際教育等から構成されます。各コンテンツはコンピテンシーベースで分類し,上記の4つの力と関連付けて評価します。
挑戦的・融合的研究の場では,学生自身の自由で挑戦的・融合的な研究を推進する環境を提供し,異分野研究室派遣と主体的研究提案を支援します。さらに,共用機器や支援人材のバックアップ制度を整え,学生の自由な発想による研究を加速させ,「主体的研究力」を向上させることを目的とします。
特に優秀な学生は,2022年度に設置されるデータ駆動型サイエンスによって世界トップレベルの融合研究と社会実装を行う拠点で,一人の研究者として研究する機会を与えるなど継続的に研究を推進する機会を提供します。各取り組みには競争的に事業統括配分経費より支援するほか,その効果的な遂行のため,当該研究分野で実績のある教員をアドバイザー教員として各研究提案ごとに配置します。
専門性を社会実装する基礎能力を養うことによって,社会のあらゆる分野で活躍できる人材を育成します。参加学生を広く産業界やアカデミアにつなげるキャリアパス開発プログラムや学内外のポスト獲得機会を提供することで,終了後の多様なキャリアパス確保を目指す。先行するプロジェクトなどで得られたノウハウやネットワークを活用することで安定的・継続的に実施します。