大学院教育推進機構とは / About Us

大学院教育推進機構とは

 本学では、第4期以降の中期目標中期計画の中で、大学院改革を推し進めることとなりました。その方向性としては、研究大学として2040年の未来社会を見据えた未来社会の開拓者を養成するため、大学院の質と量の改善を目指す大学院改革構想の実現を目指して、以下の3つの観点から施策を実行していきます。

  1. 教育改革
    ●総合大学の強み・特色を活かした体系的・組織的な大学院教育の推進
    ●コンピテンスに基づいた学位プログラムの実施
    ●社会のニーズに応じたリカレント教育の展開

  2. 組織改革
    ●総合大学の強みと学院・研究院制の特色を活かした学院組織の最適化
    ●社会ニーズに対応した大学全体での戦略的な学生定員の管理

  3. 博士課程学生支援の強化
    ●学士から博士課程までの一貫したキャリア教育の実施
    ●博士課程学生の出口の明確化、情報発信、出口開拓
    ●博士課程学生に対する経済的支援の充実


なぜ大学院改革に取り組むのか

 平成31年1月22日中央教育審議会大学分科会では、「2040年を見据えた大学院教育のあるべき姿 ~社会を先導する人材の育成に向けた体質改善の方策~」として日本における大学院教育の将来像が提言されました。この提言から、以下の4つのポイントを本学で取り組むべき課題としました。

  1. 未来社会を牽引する高度専門人材の確保のために、博士課程への進学者数を増やすことが急務であり、博士課程学生への経済的支援の充実と修了後のキャリアパスの明確化・開拓に取り組む必要があること

  2. トランスファラブルな力を身につけた「知のプロフェッショナル」の育成が必要であること

  3. 社会のニーズに対応した大学院教育の実質化に向けた取り組みが必要であること

  4. 人材養成の目的を明確化し、大学院生が身につけるべき能力を意識し、教育の質の向上を図ること


大学院教育推進機構の組織

大学院教育推進機構は、以下のような機能を持ちながらミッションを実行していきます。

教育プログラム推進部

⼤学院共通授業科⽬、国際共同教育プログラム、その他研究科、学院及び教育部における横断的教育に係る企画、⽴案及び調整を⾏う。

博⼠フェローシップ推進部

本学⼤学院の学⽣を対象とするフェローシップ事業及びその他の経済⽀援に係る企画、⽴案及び調整を⾏う。

博⼠⼈材育成部

学⼠課程から博⼠課程までの体系的なキャリア教育及び本学⼤学院の学⽣のキャリア形成の⽀援に係る企画、⽴案及び調整を⾏う。

リカレント教育推進部

学内の⼤学院レベルのリカレント教育プログラムの⽀援及び機構が実施する⼤学院レベルのリカレント教育プログラムに係る企画、⽴案及び調整を⾏う。

⾼等教育研修センター

⾼等教育機関の教職員等として必要な資質の向上を⽬的とした研修を実施し、並びに研究及び業務全般の⾼度化及び国際化を⽀援するとともに、北海道地域の研修拠点としての役割を果たす。ファカルティディベロップメント部⾨、スタッフディベロップメント部⾨、ラーニングサポート部⾨、DX教育連携部⾨の4部⾨を置く。

オープンエデュケーションセンター

情報通信技術を活⽤した教育及び学習⽀援の充実及び利⽤促進、教育活動を通じた本学の広報及びコミュニケーション活動への参画、オープン化した教育資源に関する研究開発、科学技術コミュニケーションに関する総合的な教育研究等を⾏う。オープン教育開発部⾨、科学技術コミュニケーション教育研究部⾨(CoSTEP)の2部⾨を置く。

先端⼈材育成センター

本学⼤学院の学⽣、博⼠の学位を有する者⼜はこれと同等以上の学⼒があると認められる者及び研究に従事する職業に現に就いている者⼜は就こうとする者のキャリア形成の促進に係る事業の企画、⽴案及び実施を⾏う。上級⼈材育成部⾨(S-cubic、I-HoP)、連携型博⼠研究⼈材育成推進部⾨(COFRe)の2部⾨を置く。


問い合わせはこちらまで

北海道大学学務部学務企画課 大学院教育改革推進室

E-mail:jisedai-dx@academic.hokudai.ac.jp